cools
ビジュアル系がお好きな方も、そうでない方もようこそのお運びありがとうございます。
何度も完結しては、書きたくなる度に書き直す完結詐欺作品へようこそ。
さて、本日の議題は『cools』
もう誰がどう見てもビジュアル系ではありません!
でも仕方ないのです!
書きたくなったのだから!
さて、そんなクールスですが結成は1975年!
今から50年近く前なんですね。歴史の重みを感じます。最近も現役で活動しているクールスですが、私はそこまで詳しくないのです!
よって学会員たる私が好きな曲についてだけ語りたいと思います。
1:紫のハイウェイ
言わずと知れたクールスのデビュー曲です。ボーカルは『館ひろし』氏!
そう!
二年で脱退するまで館氏はクールスのリーダーだったのです!
ボスとも呼ばれリーダーでもあった彼が脱退? 一体何があったのか!? 私は知りません! だから書きません!
そもそも私は館ひろし氏が好きでクールスを聴くようになったのです。よって、館氏が抜けた後の曲はあまり知りません。
さて、そんな『紫のハイウェイ』ですが、作詞は館氏、作曲は『五代洋光』氏。そう、あの広島市出身の五代氏を知らない者はまさかいないでしょうから語りませんね。
黒い革ジャンに黒いバイクがトレードマークのクールスですが、黒に拘るのは館氏の好きなラグビーチームに由来するとかしないとか。
そんな岩城滉一氏も在籍していたバイクチーム『cools』ですが、バンド活動を始めるにあたって岩城氏は脱退しました。なんでも俳優としてのデビューが決まっていたからだとか小耳に挟みました。
とまあそれはさて置きまして、紫のハイウェイですよ。
『夜明けの高速をぶっ飛ばしてあの子に会いに行く』そんな曲です。古き良きアメリカンロックを彷彿とさせながらもノリの良さは忘れない。それでいて歌詞にこめられた想いをぶつけるかのような歌い方。時折り怪鳥音のように裏返る館氏の声。彼にしかできない独特の歌唱法ではないでしょうか。
ぜひ、聴いてみてください。
2:バースデイ
作詞:館ひろし
作曲:ジェームス藤木
ノリの良さで言えば断然この曲!
ツイストを踊りたくなる曲ランキング堂々のNo. 1!
ロックンロールで踊ろうぜ!
あ、発足当時クールスのボーカルは三人体制でした。
で、作詞した館氏もこの曲を歌っているはずなのです。だが、しかし!
私はそれを聴いたことがないのです!
他の方が歌ったバージョンだけなのです!
聴いてみたいなぁ……
3:恋のファンキーストリート
作詞:横山剣
作曲:萩野知明
こちらもノリノリですよ!
父ちゃんのキャデラックや兄ちゃんの靴をちょいと借りて夜の街に踊りに行く!
とてもじゃないですがシンプルな3コードをベースにしてるとは思えない曲です!
あー踊りに行きたい!
真っ赤なジャケットが欲しいです!
言うまでもありませんが、作詞の横山氏はクレイジーケンバンドの横山氏です。
4:スウィンギン・ブロードウェイ
作詞:飯田和男、ジェームス藤木
作曲:ジェームス藤木
ハッピーバースデイとも恋のファンキーストリートとも違う、でもやはりノリノリの曲です。
あの二曲がロカビリー寄りなノリノリだとすれば、この曲は名前の通りスウィングジャズ寄りなノリノリなのです。悪く言えば軽く、良く言えば明るい。
どこかビッグバンドジャズの雰囲気を味わえる楽しい曲です。バーボンが飲みたくなります。
5:ひび割れたグラス
作詞:飯田和男
作曲:ジェームス藤木
バラードです。それも哀愁ただよう悲しき男のバラード。
今さら後悔しても、もう遅い。彼女は二度と帰ってはこない。
街の雑踏に消えた彼女の後ろ姿……
涙が滲んで探すことすらできない……
そんな……曲です……
ああ、夏が……終わる……
6:ミスター・ハーレー・ダビッドソン
作詞:館ひろし
作曲:ジェームス藤木
女の子とデートしてるのにバイクの話ばっかりする男をどう思いますか?
家に帰って鏡に向かって喋ってろって思いますよね。
でも!
この曲は違うのです!
そんなバイクを憎らしいとも思いつつも!
彼がバイクを手に入れるのを応援し!
そのバイクで自分を迎えに来るのを待つ!
そんな曲なのです!
うーん昭和!
私も沈む夕日に向かって走りたいものです。
さあ!
いかがだったでしょうか今回の日本ビジュアルヒストリー!
クールな見た目に熱い魂、それがcoolsなのです。恋のテディボーイも熱くなるってもんです。
横浜銀蝿も嫌いではないのですが、やはり詳しくないんですよね。
さすがにこれより古いバンドはもう出てこないと思います。
添田唖蝉坊とか寺内タケシとかいかりや長介とか。名前は知ってても曲が分かりません。
それでは、またの会う日を楽しみに。しばしのお別れとまいりましょう。
ラストダンスはCha,Chaで。さよなら、さよなら、さよなら。




