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順子
キスキスキス。ベッドの上。二人。夫婦。真昼間から。枕の横には順子のヌード、俺が撮った順子のヌード。テレビの中では天気予報。予報士が、明日の雨を知らせてる。
「圭吾、圭吾」
「順子。順子」
愛し合う美。俺等は、セックスを楽しみ、俺達、二人は煙草を吸って、指をなめ合う。
「圭吾。本当に私、圭吾の子供、産んでいい」
「も、勿論」
「あ、焦らずに」
「う、うん」
ヤッツケ仕事にならないように、そっと、順子の肩を抱き寄せる。
「圭吾。淫らになってる私も撮って」
「う、うん」
「あ、焦らずに」
「あ、愛してる」
俺は、順子の胸を写真に納め、二人は長いキスをした。
「ね、ごはん、いこうか」
「そ、そうだな。カネオダさんか」
順子は、いきなり泣き出した。何故だろうか。外には冷たい雨が降ってきた。




