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ALLALL 1995 city T 小雪H  作者: ムラカワアオイ
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伝言

ラーメンをすする夫婦。おばちゃんは幸せそうな俺達を優しく見つめて、幸せそうだ。

「順子ちゃん、お父さんは元気してるの」

「う、うん。元気だよ。それにしても、美味しい」

「ありがとう。旦那さん、貴方、幸せ者だよ。順子ちゃんと結婚。感謝しなよ。皆に」

「う、うん、おばちゃん」

俺って何歳だ。おばちゃんがくれたコーラ。ごくごくと飲み干す、夫婦。俺って誰だ。こんな時に限って記憶が曖昧だ。幸せだから、文句はつけずに。それにしても、替え玉が食べたくなった。腹減って、飯、食って、結婚して。俺は、順子と共に。

「お二人さん、宿は何処」

「おばちゃん、勿論、シティホテルだよ。私、嬉しすぎて。圭吾君。たんとお食べ」

「う、うん」

優しいこの街に、俺達は特別な思いを持った。抱いた。俺は人生に美を感じたい。美を感じていたいんだ。あっという間に完食。

「おばちゃん」

「何」

「ありがとう」

順子にチョロキューを手渡す、おばちゃん。

俺はこの愛に感謝する。F1カーの赤いチョロキュー。俺はもう、密告者にはならない。伝言を伝える幸福者。順子。お家へ帰ろうか。

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