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365日。二人でいたい。
記憶。記憶って。俺は、気が付くと、順子と教会にいた。いったい、どこのなんていう教会なんだ。ここは。指輪の交換。俺はタキシードに白いネクタイ。順子はウェディングドレスを着用。あっ。指輪の交換だ。
「圭吾」
「順子」
と、夫婦が呼び合った。指輪を交換する俺達。勃ってきちゃいました。
キス。俺が夫。順子が嫁。漢字って難しいな。俺達の左薬指には、ジャーンと指輪、光るもの。順子が笑って言った。
「あんた、酒、呑みなはれ」
「なんじゃそりゃ」
教会を後にして、タクシーに乗り込んだ。すると、運転手はスキンヘッドで、こう言った。
「お客さん。今日、ただにしとくよ」
順子は答えた。
「ありがとよ」
俺も答えた。
「ありがとよ」
腹、減った。財布にはなんじゃ、こりゃ。俺の免許証がある。俺って免許を取ったのか。オートマ限定か。順子は笑っていた。俺も笑うことを選択した。




