少しの頭痛
鳥取は晴天。しかし、寒い。順子はアクセルを踏む。俺は、窓の外を見る。
「圭吾、ちょっと、私、頭痛がするから、ホテルに着いたら、少し眠るね」
「大丈夫か」
「大丈夫」
標識に湖山3キロの文字。俺は、18歳。順子は28歳。なんなんだろう。このきれいなお嬢さんは。頭痛か。ホテルに着いたら、薬局を探すか。
湖山シティホテル。二人の宿。フロントで書類。チェックインだ。順子は少し疲れた表情で。エレベーターに乗り込む。7階部屋のキーを開ける。Wベッドに横たわる順子。
「俺、頭痛薬、買ってくるわ」
「あ、ありがとう。圭吾」
俺は再びエレベーターに乗り、フロントに薬局の場所を聞く。地図を取り出す、ネクタイ姿のフロントさん。俺は薬局へと歩く。歩いて、5分もかからないと、さっき、言われたな。地図を見ながら。商店街にあるのは、五百旗頭薬局。ここでいいか。俺は薬局の扉を開けて、白衣の男に聞いてみる。頭痛薬を取り出す、白衣の男。なんだ、この男。髭面の俺に言う。
「兄ちゃん。旅行ですか」
「まあな」
「パートナーと」
「嫁とだよ」
「ああ、お嫁さんいるんだ。だったら、いいお薬がありますよ」
「はあ」
その男、棚に置いてある。「超勃起大王」という薬を俺に差し出した。
「凄く、勃起するよ」
「はっ。俺、インポテンツじゃない」
「だけど、凄く勃起するよ」
「じゃ、買っとくわ。超勃起大王ね」
なんじゃそりゃ。俺はタバコを加えて、宿へと帰る。順子の頭痛。部屋の扉を開けて、眠る順子のおでこにキスをした。そりゃ、疲れるわな。窓の外を見る。きれいな山。商店街。病院。いろんなものが見える。そうこうしていると、順子が起きて、こう言った。
「圭吾」
「何。あ、そうだ。頭痛薬、これ」
「ありがと」
薬を飲む順子。俺は超勃起大王の箱を開ける。順子は笑う。俺は超勃起大王の飲み薬を飲む。すると、たちまち、勃起。順子。順子。SEXを交わす夫婦。凄い勃起力だ。俺達は超勃起大王に感謝するのであった。




