治癒魔法
続いて治癒魔法だ。
正直言って医学のことなんか表面的なことしか知らないので正直これもあんまり期待できないかなぁと思っている。
「それで、治癒魔法についてはどのようにイメージすればいいのでしょうか。」
「えーと、私はこう、治れ〜って感じでやってます。」
あれ?以外とアバウト……
でも女神様の治癒魔法は見た感じそれなりに効果が高いようだったはずだ。
てことは、もしかして俺程度の知識でもかなりの子農家が見込めるのではないだろうか?
とりあえず試してみる。
まず、ナイフで自分の指先を傷つける。
結構覚悟がいった。現代人にはちょっと辛い。
問題なく治った。
これ以上の傷は怖いので付けられない。
そうへたれると、我らが慈悲深き女神様が毎日自分が治癒しているうちの何人かを俺の方に回してくれると言ってくださいった。
その結果はと言うと、
1人目、森ですっ転んで膝を盛大に擦りむいた少女は俺のSAN値を生贄に問題なく治せた。
2人目、腕を狼っぽい魔物に噛みつかれたという青年が来た。一部骨チラしていたのでものすごくいたそうだった。治せるかどうか不安があったので何か治癒魔法を強化できる知恵はないかと考えて、細胞の活性化を手伝うイメージでやってみた。1発でいって驚かれた。女神様と遜色ないとまで言われた。まじか……。
3人目は、左足が捻挫したらしいおっさんが来た。イメージが大事だと再認識した俺は医療っぽくやってみることにした。まず痛くないように痛覚が麻痺するようにイメージした後骨と骨がいい感じで繋がる箇所を探し、うまく合致したタイミングで骨の成分が溶け出して隙間を埋めるイメージをした。麻痺が不完全で少し?痛い思いをさせてしまったみたいなのは減点だったが、しっかり治ったようで喜んでもらえた。
3人目の人に時間をかけすぎたせいかそこで後開きになった。
この方法については後で女神様にも説明してみようと思う。きっと俺のよりも高い効果が望めるようになるはずだ。
名前:高良幸一
年齢:18
レベル:1
生命力:101
力:93
敏捷:99
体力:105
魔力:121
スキル:料理Lv1 裁縫Lv1 魔力感知Lv3 魔力制御Lv2 無属性魔法Lv2 水属性魔法Lv1 光属性魔法Lv1 風属性魔法Lv1 治癒魔法Lv2
その他:時空の神の加護
ステータスを見て改めて思ったが、治癒魔法は別に聖属性の一部ではないのではないだろうか?