異世界事情
あれから、しばらく女神様とお話していろいろなことを教えていただいた。
例えば、この世界の発展度やこの国の文化やそれぞれの通過の価値etc
そして、
「やっぱりこの世界には魔法があるんですか⁉︎」
「はい、というか、むしろ貴方の世界には魔法が存在しないのですか?不便じゃないですか?」
「ないです。けど、その代わりカガクが発展しているので不便ではなかったですよ。」
「カガク?そうか、そちらに魔法がないように、こちらにない技術系統が存在するのですね?」
「えぇ、そんな感じです。」
そうか、やはりこの世界には魔法があるのか。
そして、それでも女神様の目は治らないのか……
「治癒魔法とかはないのですか?」
「怪我や簡単な病気を治すものならありますよ。」
「エリシア様は使えるんですか?」
「!やっと名前で……エリシアでいいですよ?それと、私は聖と水と風と地の属性が扱えます。治癒魔法は聖属性に含まれます。」
聖属性なんだ治癒魔法って。
聖属性って除霊とかしてそうなイメージなのに治癒なんだ。
「俺も使えるようになりますか?」
「なると思いますよ。せっかくですから私が教えましょうか?」
「本当ですか!?ありがとうございます!よろしくお願いします!」
こうして俺は魔法使いへの一歩を踏み出したのだった。