4/6
05.僕が君をどれほど好きか/06.困らせたいわけじゃない
05.僕が君をどれほど好きか
僕が君をどれほど好きか、君はわかるだろうか。
君はいつもそっけない態度だけど、わかるんだ。
最初に比べて、段々僕の事が気になってきているって。
君の視線を独占したい。君の全てを抱きしめたい。
その日が来るのはそう遠くはない……そう思うのは思い上がりかな?
06.困らせたいわけじゃない
「君が好きだよ」
「本当かどうか怪しいよ」
「そう? なら本当じゃなかったら、どうする?」
「え?」
いつもの態度が一瞬にして崩れる。目線が泳ぎ、戸惑っている。
あぁ、可愛いなぁ。
困らせたいわけじゃない、でもたまにはこういう彼女を見るのもいいと思わないかい?