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呼び出し英雄物語  作者: 東京多摩
17/27

Pエンド

召喚者「高名なる冒険者」

 一人の男が躍っていた。

 口をパクパクと動かし、必死に何かを伝えようとはしていたが、言葉が出てい来ることはなかった。

 そのうちに男は倒れ、口から泡を吹き白めになって死んだ。

 何が起こったか、王を含めフードの者たちには一切わからなかった。

 数日後、医療庵からの報告により、王たちは初めて踊っていた男の意味を知る。

 彼は、驚くことに酸素を取り込み二酸化炭素をを吐き出す嫌塩酸呼吸を行う生物であった。

 彼は、呼び出されたことによって窒息死してしまったのだった。

 これを反省点とし、魔法陣の一文に好塩酸呼吸を行う者と付け加えた。

 そして、また召喚の儀式を行うのだった。

 


 彼らは知らない。

 彼らの世界以外では人型の生物は酸素によって呼吸を行うことを。

 国が滅亡するまで、彼らはその事実に気づくことはないのだった。

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