貴族に巻き込まれました⑤
貴族に巻き込まれましたはあと1話で終わります。
流石、ギルドマスター......家がでかい......。
そして、汚い......女の一人暮らしだとこんなもんかな......。
俺たちが玄関を抜け、リビングに到着して、まず最初に目に入ったのが、豪華なリビングや煌びやかなシャンデリアではなく、脱ぎ散らかされた服と下着の山だった。
「リムル姉さん......片付けくらいは......。」
「え〜、や〜だ〜。シドくんがして〜。」
「いやいや、下着とかもちらほら見えてる事ですし......。」
「シドくんのえっちぃ〜。シドくんを〜、お掃除係に任命しま〜す。」
「リムル姉さん、話聞いてます?」
「うん。聞いてるよ〜。シドくんが〜、お姉ちゃんの下着見て〜、興奮してるんだよね〜。えっちぃ〜。お姉ちゃんは〜、エミルちゃんたちを〜、客室へ連れて行ってくるね〜。」
リムル姉さんは、壮絶な部屋と、俺ととのやりとりを見て、固まっていた二人を問答無用で連れて行った。
(はぁ、マジかよ......。異世界に来て、初の女性部屋に案内されたのが、この汚部屋かよ......。それも片付けさせられるって......。)
俺は、水魔法で水球を浮かべ、汚れていると思われる衣類を中に放り込んだ。
水魔法の球の中に、風魔法で風を送り込み、内部で衣類を撹拌させた。
衣類にダメージがないように、手洗い位の感覚で撹拌し、大方洗えたかな?と思ったところで、水球を消滅させ、風魔法と火魔法で、温風をつくりだし、温風の球?で衣類を撹拌させ、まんべんなく乾燥させた。
(おおおお!魔法ってマジぱねぇ。)
魔法の優秀さを感じ、俺は乾いた洗濯物を綺麗にたたみ、ソファーに積み上げた。
次に、俺は散乱した食器類をキッチンだったであろう場所に運び、キッチンのゴミを全部ストレージに放り込み、食器類を洗い、片付けた。
誰も戻ってこない......俺は意地になって、片付けを強行した。
片付け途中に屋敷の外に気配を感じ、気配察知で監視していると、不審者18名が敷地内へ侵入してくるのを感じ、そっと外に出て、動向を監視した。
(まさかのギルマス邸へ侵入って、町長バカか?)
気づけば日が昇ってきていた。侵入者?魔法で檻を作り、全員眠ってもらってます。
(あぁ、鍛冶スキルや大工みたいなスキルもとろうかなぁ......)
俺は、全員の収監をやっとこ終えることができた。
その頃には、すっかり綺麗に磨き上げられたリビングとキッチンが姿を現していた。
俺は動き続けていたせいか、眠気も覚めており、朝食の準備をして皆が起きるまでの時間を潰した。
スープの香りに誘われたのか、イモムシじゃなく、布団に包まったリムル姉さんが這うように降りてきた。
「リムル姉さん、おは......よ......う。」
「う〜ん。おは....よ...う......。シドく〜.......くぅ〜。」
「姉さん寝ないでください。ほら、お客様が起きる前に顔洗って、身支度してきてください。」
「や〜......。おはようのチュ〜は〜?」
「した事ないでしょ!ほらサッサと行く!!」
俺はリムル姉さんを洗面台に追いやり、食事の準備の続きをした。
エミル達も起きてきて、リムル姉さんもギリギリ尊厳を守れた姿で現れ、食卓を囲んだ。
え?料理の腕?そんなの簡単です。
ちょちょいちょいで料理スキルMAX取得です。
このタイミングで調味料や火加減とかがわかる便利なスキルでした。
出来た料理をみんなで美味しくいただきました。
貴族様......ガッつく姿が......みんなが感動するほど美味しく食べてくれました。
食事をし、片づけ後、相談した上で、俺たちは、全員で【冒険者ギルド】に向かった。
冒険者ギルドに到着して、昨日の侵入者の身柄を特定して行った。
全員が冒険者に登録しており、町長の護衛に当たってる騎士だと特定出来た。
睡眠・麻痺毒、隷属の首輪と大量のお土産を残して。
ギルドは騒然とし、ギルドマスターから、俺に指名依頼......。
領土を統治している領主領【アクレシオン】へ急ぎ、エミルの父【レディオ・フォン・バーゼル侯爵】を連れて来ること......。
説得には、エミルを当たらせること。
報酬は時価......。
俺はリムル姉さんには何を言っても無駄と知り【アクレシオン】への道程を詳細を聞き、走った。
1時間もしないうちに城壁が見えてきた。
(でかい......。デカすぎる......。)
俺は城門の人気がない場所で気配察知で人の気配がない事を確認し
「転移門」
リムル姉さんの部屋【冒険者ギルドマスター執務室】へ戻ってきた。
エミルとレミゼに説得役を頼むために......。
番外編も楽しんで下さいね




