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夏生詩集

すれ違い

作者: 夏生

ちょっとしたすれ違い

ごめんなさい、が

言えずに


自分も悪かったけど

そっちだって

繰り返してしまう

嫌だった瞬間提示


本質から遠く遠く離れて

曖昧だった怒りを

揺さぶり起こしてしまう


何故、どうして

相手より自分自身に

投げ掛けた言葉


ちょっとしたすれ違い

日頃飼っていた小さな怒りが

うるさく泣き出す


もういいよ!


言われたくなかった言葉を

言ってしまった痛みに

顔を歪めて


断ち切ってしまった

二人の時間


泣きどおしの一人の時間


ごめんなさいを言いたくて

ごめんなさいを聞きたくて

携帯電話を握りしめた夜







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