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世界シリーズ番外編

傭兵が赴く前の世界状態

作者: 448 23

 力があったから、この職に就いた。

 とくに感動するような話などない。ちょっとした戦闘狂だったから、という説明でも納得しそうだ。あと、この職で働くと共に、とある事をしている。

 それが、旅。

 私の母は魔力可視病だ。かつて、王族の命によって罰せられたグループには、間接的に関わっていた。主に情報提供だったらしい。そのためか、罰から逃れることができた。そんな母の病は、私には遺伝しなかった。医学者たちによると、魔力可視病は30パーセントの確率で遺伝するらしい。グループが大きくなる前に終止符を打たれた理由も、これだろう。

「旅をしなさい。いろんな世界を見て来なさい。知識というのは、多すぎて困るものではありません。今のうちに外の世界を見てくるのも良いでしょう。あなたなら出来るはずです、世界という大きな存在を知ることが」

 母の言葉に従って、旅に出た。私がいなくなることによって、母の生活は苦しくなる。少しでも自由を与えるために、猟師という職の力を利用して傭兵になった。月に1回でも金を送れば、それなりに生活できるだろう。

「ここでいいです。ありがとうございました。これ、報酬です」

「ああ、気をつけて」





 これは、傭兵の物語。その存在を知ることは出来るのか。


 傭兵が集められる町で、私に依頼が入った。

「少年少女を護衛しなさい」

 それは、いまだかつて無い旅の始まり。


 「世界」とは何か。

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