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何も言わない

作者: Soraきた

何も言わなくても分かってる

正確には

分かっているつもり・・

寄り添う気持ちがここに、この場所に

確かにあるのなら

今夜はキミのために 


キャンドルの灯ゆらゆらと

どっちつかずの方向へいくから

お互い、戸惑ってしまうね


月に照らされたテーブル

指先の感覚

冷えたグラス

一度、持ち上げたあと

キミの視線を見つけて

すぐに下ろした

やっぱり、後悔しているんだね

ため息よりも重いココロ

いま、気づいてしまった


わたしは何も語らずに

しばらくはそのままでいる

周りの会話が楽しくあっても

どちらであっても

わたしは

キミのココロを見守るだけ

これからもそうするだけ


いまは月も隠れてしまって

真っ暗な空の下

ちょうど、このくらいがいいね

テーブルを照らすモノは

キミのココロと

わたしの気持ちだけで

じゅうぶんだから


「何がダメだったんだろう・・・」

キミは問いかけないようとしない

『これからだよ・・きっと大丈夫」

わたしはキミに

言いかけたりもしない

キミとわたし

平等な立場でいるとしたら

わたしはキミの切なさを

そっと受け止めるだけ

次にキミが涙を流したとしても

わたしはこぼれ落ちそうな

その涙を

もう過去のものとして

これからのキミを

応援してゆくだけ





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