表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/62

29話 鑑定

牛と鳥の死体を解体し終わった私は、素材を鑑定するために錬金術ギルドへと戻ってきた。

いつも通り部屋を取ると、水晶で素材を鑑定していく。


「まずは牛の革からっと」


鳥はメインにとっておき、牛の素材から鑑定していく。


________________________

ブラフカウの革


ブラフカウから採れた革。

防御力が高そうだが見た目だけである。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「・・・おしゃれ用だね。次!」


ブラフという名前を見た時点で嫌な予感がしていたが、見た目だけで性能は良くないようだった。

まあ、冒険者らしい見た目の装備を作るのには使えるだろう。


________________________

ブラフカウの角


ブラフカウから採れた角。

攻撃力が高そうだが見た目だけである。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「うん、知ってた。次!」


________________________

ブラフカウのシャトーブリアン


ブラフカウから採れたとても希少な肉。

とても美味しそうだが見た目だけである。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「まさか肉まで見た目だけとはね・・・」


肉には少し期待していたのだが、残念ながら美味しくないそうなので売ることにした。

美味しくないなら売れないかもしれないが、その時は草原に置いておけばそのうち鳥が食べるだろう。


「あれ、もしかして鳥ってゲテモノ好き?」


そんな考えが頭をよぎるが、現実の鳥は虫を食べているためそれに比べたら美味しくないとはいっても牛の方が美味しいだろうという結論に達する。

他の部位の肉も取ってきているが結果は同じになると悟り、鳥の素材の鑑定に移る。

今更だがこの鳥はガボさんのところで解体した時には見ていないモンスターだった。

やはりレアモンスターだったのだろう。

そんな訳で素材への期待が高まっていく。



________________________

スティールホークの羽


スティールホークから採れた羽。

素早さを得るために無駄なものはそぎ落とされてい

る。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「うーん・・・これは上手く使えば素早さを上げられるかな?こう、どこかの部族の人がつけてそうなものとか?」


後半のフレーバーテキストを見ると素早さに関連した装備が作れるような気もするが、民族衣装が頭から離れない。

睡蓮を腰に挿しているのとどっちが目立つかはわからないが、そんなものを付けていたら奇異の目で見られることは間違いないので、何かそれ以外の使い道を考える必要があるだろう。


「とりあえず次いきますか」


________________________

スティールホークの脚


スティールホークから採れた脚。

獲物を掴む事だけに特化している。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「これも何かに使えそうな気はするけど・・・次!」


少し考えるが、使い道が思いつかなかったので次の鑑定に移る。


________________________

スティールホークの胸肉


スティールホークから採れた胸肉。

程よく引き締まっている。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「これなら少しは高く売れそうだね」


鳥の肉は牛の肉よりも美味しそうだったが、なんにせよ売ることに変わりはない。


「それじゃあ、最後いきますか!」


そういって最後の素材を取り出し、水晶に当てる。


________________________

スティールホークの目


スティールホークから採れた目。

大半のものを見通す力がある。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「やったね!」


鑑定結果を見た私はそう叫んでいた。

これは鑑定アイテムに使えると確信したのだ。


「これでようやく鑑定ができるようになりそうだね。けど...この目どうやって使おうかな?」


ここで新たな問題が発生する。

目のどの部分が鑑定能力を持っているかわからないので、下手に分解すると鑑定能力が失われてしまう可能性があるのだ。

つまり、目を分解せずにアイテムを作らなければいけない訳だが...


「目をそのまま使ったアイテム...アクセサリーぐらいしか想い浮かばないけど...」


ネックレスと指輪が想い浮かんできた。

チェーンに繋がれ首元にぶら下がる生々しい目。

指元で宝石のように輝く目。

どちらでもなかなかのホラー映像な気がする。


「それじゃあ、フレッドさんみたいな感じで虫眼鏡風にするとか...」


レンズ部分が目に起き変わった虫眼鏡を想像する。

ぐるりと目の部分が動き視線が合った。


「...これも無しかな。それなら水晶っぽくするとか?」


そう言ってみるも、思い浮かぶのは水晶と同じ程に巨大化した目。

台座の上で自由に動き、何処にいてもこちらをじっと見つめてくる...


「完全にホラーでしかないんだけど...他にいい案は...あ、そうだ!」


私はそう言うとある場所へと向かい始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ