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24話 ステータス

24話目でようやく出るステータス...

考えるのがめんどくさかったとかではないです、はい。

「そういえば変態さん、つぎの満月の日はいつかわかる?」


二つのスキルを覚えさせられた後、私たちは家の中で雑談をしていた。

そんな中、ふと月光草の存在を思い出したのでそう聞いてみる。


「二日後だな。ちょうど二つの月が満月になる珍しい日で、ティアと月見をする予定だ」


「お兄ちゃんとお餅作るんだよー海月お姉ちゃんも一緒に作らない?」


月が二つ...

うんベタだね。

二日後だから、現実世界だと8時間後ぐらい...仕方ない今日は徹夜だね。

今は7時頃のはずなので、満月の日になるのは明日の3時、いや夜になるまでの時間を含めて4時頃になるだろう。

この機会を逃せば、月光草が必要だった時に残り三つのアイテムを完成させることが難しくなってしまう。

まあ、珍しい日と聞いてしまったので、アイテムのことがなくても徹夜だっただろうが...

幸い明日は普通の授業だけなので、多少は集中できていなくても問題ないだろう。


「その日はちょっと用事があるから行けないんだ。ティアちゃんごめんね」


魅力的な誘いではあったが月光草を逃すわけにはいかないため、仕方なく断る。


「そっかーもし来れたら来てね!」


「時間があったらお邪魔するね」


私がそう言うと、横にいたフレッドさんが反応する。


「お前が来たら俺が食べれる分が減るからな。用事が長引くことを祈っとくぜ」


「変態さん食い意地貼ってるねー。食べ過ぎると太るよ?」


「お兄ちゃん?」


その一言に私とティアちゃんが別方向から攻撃していく。


「ぐぐ...いや、いつもモンスターを倒してるから太らないし、ティアの作った餅を食べれるなら...」


「ティアちゃんに嫌われたら終わりでしょ」


「ぐはっ!!!」


なんとか反論しようとしたフレッドさんだったが、私の一言で負けを認める。

ティアちゃんがこちら側にいる限りフレッドさんに勝ち目はないのだ。


「そういえば、海月お姉ちゃんはどんなスキルを持っているんですか?」


フレッドさんが立ち上がらないのを見て、ティアちゃんが話題を変える。


「ティア、それは聞かない方が...」


暗黙の了解でもあるのか、意識を取り戻していたフレッドさんがそう言う。

だが、スキルやステータスについては知りたかったので丁度いいと思い私は口を開く。


「大丈夫だよ。自分でも知りたいと思ってたから...フレッドさんアイテムを貸してくれない?」


「お前は鑑定アイテムすら持ってないのかよ。変なところで抜けてるな」


そう言いながらフレッドさんは懐から虫眼鏡を取り出し、私に手渡す。

アイテムの価値とかはよくわかってないからね...

まあ、鑑定アイテムに関してはバカにされても仕方ないとは思うけど。

そんなことを思いながら右手に持った虫眼鏡で自分の左手を見る。

すると、レンズの部分から表示が現れた。


________________________

海月 Lv2/10

種族 ヒューマン

職業 錬金術師


HP 120

MP 120


スキル 12

・錬金術 Lv2 ・解体 LvMax・回復★ Lv1 ・再生 Lv1

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


HPとMPだけ?

つまり他のステータスはアイテムで何とかしてくださいと...

さすがアイテムの自由性が売りのゲームと言うべきなのかな?

こうなるとレベルを上げる意味って薄そうだね。

後気になるところはレベル上限だけど...


「おーい、そろそろ俺にも見せてくれよー」


そんなことを考えていると、少し前に反対していたとは思えない口調でフレッドがそう言うので虫眼鏡をフレッドに渡す。


「あ、お兄ちゃんずるい!」


それを見たティアちゃんがそう言うと、フレッドさんは大人しく虫眼鏡を手渡した。


「...お兄ちゃんの方が強そう!」


ティアちゃんはそう言ってフレッドさんに虫眼鏡を返す。

少し悲しくなるが、フレッドさんは本職の冒険者なのだから仕方ないと思う。


「ふっふっふ...勝った!」


フレッドさんはしばらく私のステータスを見た後そう言った。

ティアちゃんに言われるのはいいが、フレッドさんが言うと何故かムカつく。


「俺のも見るか?」


そう思って睨んでいたのをステータスが見たいと勘違いしたのか、フレッドさんが虫眼鏡を私に差し出してきた。

せっかくなら見ようと思い、それを奪い取ると私はフレッドさんを鑑定する。


________________________

フレッド Lv9/10

種族 ヒューマン

職業 戦士


HP 183/190

MP 190/190


スキル 19

・剣技 Lv3 ・解体 LvMax ・頑強 Lv1


アーツ

・スラッシュ Lv1

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


HPが少し削れているのはさっきの話の精神的ダメージかな?

まあ、そんなことはどうでもいいいんだけど、アーツ?

新しい情報出てきてるよね。


「アーツってスキルとは違うの?」


「そうだな...見た方が早いだろ」


私がアーツについて聞くと、少し考えてフレッドさんがそう言って家の外へと歩いていく。

家の外の通りに出ると、フレッドさんは腰に吊っていた剣を鞘から抜いた。


「よく見てろよ...」


そう言ってフレッドさんが剣を肩に担ぐような姿勢をとると、剣が淡く光を放ち始める。

フレッドさんは少しその姿勢を保った後、剣を振り下ろす。

それに追従するように光も移動し、空中に軌跡を残していった。

剣を振り抜いた姿で固まっているフレッドさんの姿は少しかっこよく見えた。


「これがアーツだ。スキルから派生した能力みたいなもんだな」


そう言って振り返ったフレッドさんにティアちゃんが声をかける。


「お兄ちゃんかっこいー!」


「そうだろそうだろ!」


そう言ってティアちゃんに駆け寄るフレッドさんを見ているとアーツを使った時の気持ちが消えていくのがわかる。

フレッドさんは調子に乗りやすいところがダメなんだろうね。

まあ、それがあってこそのフレッドさんなのかな。

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