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止まる所を知らぬ悲運  作者: ささみ
止まる所を知らぬ悲運
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半生

 俺は渡辺鉄平。生まれは大阪。不自由ないそこそこ人生を歩んできていた。


親は中堅企業で働くサラリーマン。親バカなんだろうか、とても裕福だったわけではないが、欲しいものを頼めば何でも買ってくれる良い親だった。小中通ってた学校の中では、なかなかいい成績を取っていたし、読書感想文で賞を取ったりもした。そういえばあの頃高田って奴とよくからんでたっけ。蜂の巣の駆除をしろとか無茶ぶりしてたっけ。懐かしいなぁ若気の至りだな。その後俺は偏差値58の進学校に通い、学生生活を謳歌したんだが、大学に入学はできたものの第一志望には落ちてしまった。


まあその程度で人生が終わるわけではない。元々言語には興味があったため、英語やスペイン語、中国語などの様々な言語を専攻した。


就職活動でその経歴が活き、製造業の大手企業に着き、主に海外企業との商談を進めるキーパーソンとして重宝されてた。


そう、ここまでは不自由ない人生だったんだ。


ある日、連帯保証人になっていた友人が逃げたため、お前が代わりに払えという旨の電話がかかってきた。出向いて話を確認すると、利子を含めて総額1億3700万円。そんな金俺が持っているはずもなく、払えないと伝えると怖いお兄さんが出てきて殴る蹴る……。このままでは臓器をとられるか殺されるかの二択になると思った俺は、一瞬の隙を見逃さず、晴れて事務所の脱出に成功したのだった。しかし、怖い人たちがおいそれと僕を逃がしてくれるわけもなく……。

お読みいただきありがとうございます。

更新は毎日1時を予定しております。

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