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第五話 初仲間

 街の外に出てスマホを取り出し確認。


「売ってるな。1個10石だが」


 石を使う前に石について考えてみるか。

 現在石の入手方法は初心者ログインボーナス、これは10日間って書いてあったな。ということは合計合計300個貰えるわけだ。デイリーミッションでも全部クリアで5石だったな。

 使用する場所は主にガチャ、魔物厩舎を増やす時、広場を広げる時、ショップで商品を買う時、エサ代かな。開放してないところでも使うけどまだまだ先になりそうだから今回は保留で。


 ガチャからはそこそこ強い武器防具が出るがギャンブルとなる。最高位の星5武器は0.5%、次点の星4でも2%と激キツだ。ただ剣士ガチャ、テイマーガチャとあるのでハズレを引く心配がない。がそれでもキツイ。その下の星3は強くない。そのため5か4を引けないとほぼ意味がない。うん、ガチャはまだやらなくていいな。


 魔物厩舎、これは増やしたいんだよね。最終的に属性染めPTにしたいから最低でも9つの魔物厩舎が欲しいな。スマホから魔物厩舎をタッチ。


「おいくらかな。一部屋30。テクゴーと一緒か」


「ふむ、まだ一匹目だし、魔物厩舎の購入は欲しくなってからでいいか。広場もまだいいな」


「後はレベル餌とスキル餌か」


 テクゴー世界の魔物はただ戦い続けてもレベルがマックスにならない。例えば大耳ネズミの場合最大レベルが20だが戦闘では10までしか上がらない。レベル餌を上げることで最大の20まで上げることが出来る。逆もまた然りでレベル餌だけでは最大まで上がらない。


 スキル餌はレベル餌でレベルが上ったときに決まったレベルでスキルを覚える事ができる餌。ネズミなら5と10のときの二つ。もちろんレベルが上ったときなので餌を与えるタイミングが遅いとスキルを覚えられないいわゆる「詰み」状態になってしまう。このシステムのおかげで数々のテイマー達をクラス替え、引退に追い込んできた。俺としては好きなシステムではあるんだがね。


 それぞれ5石の合計10。購入後魔物厩舎で餌やり設定しておけばレベルマックスまで自動で餌を与えてくれる。


「まあ、デイリーがあるし詰むことはなさそうで良かった」


「さて、じゃあ聖なる土を買うか」


 スマホで購入。


「いよいよ受肉だ」


「聖なる土、大耳ネズミの耳、鼓動のある魔石」


 道具袋から必要アイテムを取り出す。おおっと、名前を考えておかないとな。名付けも大切な儀式の一つ。


「汝の心に応える! 『受肉』」


 光の柱が天まで立ち上る。そして空から何かが降ってきてそれが必要アイテムに当たった瞬間、目がくらむほどの強烈な光があたりに放たれる。徐々に光が薄れその中から魔物が姿を現す。それと同時にこの子の情報が頭の中に直接伝わってくる。


「大耳ネズミ、土属性、スカウト。お前の名前はこれから「マイク」だ。よろしくな」


「ちゅーん!」


 元気よく鳴いて応えるマイク。ふむ、魔物の能力はテクゲーと一緒同じっぽいかな。まあそこらはまだ様子見しないとな。

 っと、早速魔物厩舎に入れて餌やりしないと。

 魔物厩舎にいれたことで呼び出し鈴1号を手に入れた。これを使うとフィールド、ダンジョンで魔物を自由に出し入れできる。


 ダンジョンではマイハウスが出せないため、昔は魔物の入れ替えができなかった。しかし途中から属性が変わったりするダンジョンが登場。剣士などは装備を変えればよかったが、テイマーはどうしようもなかった。そこでこの鈴が開発された、という経緯がある。


「「テクゴーと同じようにテイム出来る」ことが確認できた。ふ~、一段落だな」


「だが売ってないアイテムも多い。そもそも皆スマホを持っていない。俺だけ特殊ってことだな。となるとしばらく大人しく、こそこそ動くか。目立って変なことに巻き込まれると厄介だからな。特に今のような低レベルでは」


「もう夕方か。デイリーだけやって今日は終わりにするか」


 デイリーを終わらせ宿をとった。

 次の日。


「うし、ギルドで依頼を受けるぞ」


 ギルドで依頼を2つ受けた。


「はい、依頼を二つですね」


 街から出てすぐに鈴を鳴らしマイクを呼び出した。

 目的地へ。まずは近くに川がある場所に。


「このへんかな~。お、あった。コロン石」


 石を集めていると川の中から魔物が。


「グワワッ」


 鎧と剣を持っているアヒル(コールダック)、ナイトダックだ。結構堅い。


「おりゃ!」


「チュ!」


「グワー!」


 しかし多勢に無勢、俺達はナイトダックを瞬殺した。


「ファファファファーン」


 倒した瞬間ファンファーレが。レベルが上ったか。スマホで調べる。今回はステータスが上昇しただけのようだな。

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