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思い出は
3.海に溺れる
好き。好き。大好き。好きだ。
沢山の愛の言葉が降ってくる。その場に溺れてしまって、動けなくなってしまう。
抜け出したくない。心地良い。他の何も見たくない。
満たされている今が愛おしい。
嗚呼、もう、今この瞬間に世界が終わってしまえばいいのに。
そうしたら私は、これ以上傷つかないで済むのに。
4.恋心の花
ひとつ、またひとつ。君との思い出が折り重なっていく。
その度に私の心は薔薇色になって、君のことがより愛しくなっていく。
「まるで花を作ってるみたいだよ」
わかりにくい例えだろうと思いながらも伝えてみたら、大好きな笑顔が返ってきた。
「綺麗な花が想像できた」
嗚呼もう、また花びらが増えた。