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その色が
27.20年越しのプレゼント
クリスマスは昔から嫌だった。
他の子が嬉しそうにプレゼントの話をするのが嫌だった。
サンタさんが私の望むものをくれた試しはなかったから。
「じゃあ、僕が今までの分も全部あげるよ」
その人は、私が幼い頃から望んでいた愛をたっぷりと注いでくれて。
その瞬間、クリスマスが少しだけ愛おしく思えた。
28.不器用
大好きな人と喧嘩をした。
言い過ぎたという自覚はある。
けど、許せなかった部分もある。
「ごめんね」
彼は言った。
「甘えてた」
自分の非を認めている。
「……」
何も言えない私。
私も言い過ぎた、ごめんねって素直に言うことが出来たら楽なのに。
私の気持ちを知ってか知らずか、彼は悲しげに微笑んだ。




