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74 新聞投稿の短歌2020.8~11月分plus今までの採用歌集

♥マーク付きが採用短歌です(^_^)v



軒下(のきした)を賑わせけりや燕の巣

今カラとなり誰も帰らぬ


大輪の夕顔白く浮かぶ横

(はや)すウマオイ青月の夕


ウマオイが網戸にへばりついておる

お前も飯を一緒に食うか


夜明け前登れる冬の大三角

死神と知らずに鳴く虫よ


虫の音を見下ろして立つオリオンよ

秋終わるまで冬しばし待て


秋虫を見下ろして立つシリウスが

死神に見えたる夜明け前


稜線の光よりいつ出でるかと

立ちて待つ月ツルリと浮かび


鹿鳴けば柿も日増しに色づいて

秋深まりし猛暑はいずこ


夜明け前なんと綺麗な流星と

思へばオリオン流星群なり


霜月の終わりに飛ぶや冬トンボ

この世噛み締む小春日の昼


干からびた羽を広げし吾が竜は

再び閉じて丸まり眠る


♥カゴ抱きて落葉眺む小春日に

セーターの糸つつくカナリヤ


●以下、過去2年間の採用短歌●●●●●●●●

♥月光が冷えた空気を震わして

リンと鳴ったら冬になるかな


♥うららかに花散る枝に鳥遊び

風吹けばまた花の散る音


♥眺むればなにか遠くに置き忘れ

たかと思へる中秋の月


♥満月を渡れる(さぎ)の影法師

一声凛と空気震わす


♥目を閉じて小鳥冷たくなっている

春も間近い陽光の中


♥石ころがつくるせせらぎ音澄みて

コロコロ歌う楽しからずや


♥真夜中に窓を開ければ綺麗な月

(カエル)の声と川の音響く


♥フクロウの声やみて今柔らかに

雨降り始め我一人聴く


♥ヒヨドリが雨だと告げて洗濯物を

無事に取り入れ礼を言いたり


(かも)の声も空気も(ゆる)みし春の宵

淡白き月ぽっかりと浮き


♥静かなる霜ふる夜に鳴く狐

命のありか叫びたるかも




●●以下、自分お気にの短歌●●●●●●●


いつもだがほんわかすること言う時の

狙った君の心が嬉し


温かい言葉選びがふんわりと

心地良いから君が好きです


(うぐいす)の声がかわりて山萌ゆる

長年の主今はいずこか


野鼠の道路チッチと飛び出して

渡りきるまでつい見届けし


天の川今宵凪いだら漕ぎ出さん

銀の川面に何の魚住む


木枯らしは挑む相手か若烏

縦横無尽空切って飛ぶ


卵大の石持ち舞い上がり落とす

こと繰り返す筋トレ烏


山ブドウ絞った赤の血の如く

飲みて我が身のまさに血となる


淡雪をそっといだきて目を閉じて

おるかなけふの月は薄紅


朧月古き白梅は曲がり枝に

淡雪薄くまといていたり


春霞む塔は桜に彩られ

夕映えはさぞ美しかろう


緑風を燕返しで燕行く

遮るものも無しと思へば


雷鳴や大音声(だいおんじょう)(とどろ)きは

竜の声かと黒雲見上ぐ


明るくてまっすぐ照らすお日様の

ように優しい君という人


天の川熟れたるような輝きよ

冷やしてうまし白きマッコリ






●●何故こんな大放出かというと、スピカは新聞に短歌を投稿するのを当面やめる事にしたからです。

何故かというと、スピカの心の短歌用のナイフが切れなくなったから。

心のナイフがまた尖って光ってきたら、再会する所存です。

1年くらい休みます。またいつの日か。



2年間でこれしか採用無かったんだね、しゅん

ま、楽しかったぜ☆

またねバイビー(^_^)v

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