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終戦後

 

 終戦後、負けた赤側はペナルティーと言う名の補習授業を受けている。


「もう無理だ……」


 又も校内ランニングである。今回は前回より速く走り終えた為、ちょっと誇らしく思う。

 走り終え、皆んなと遊ぶ約束をしている為、直ぐに家に帰りシャワーを浴び、着替えてショッピングモールへ!


 待ち合わせをしているカフェに付くと全員揃っており私が最後の様だ


「お待たせ!」

「テンキちゃん!」

「やっとか……」

「どれだけ、走るのにかかってるんだ」


 ヴィヴィちゃんは笑顔でお出迎えしてくれたが、他の面々は呆れ顔で文句の嵐だった


「酷いよ。これでも頑張ったんだよ?」

「頑張っても最後方なのでしょう? もう少し頑張りなさいな」


 走りに関しては誰も褒めてはくれなかったが、戦争での活躍には太鼓判を押してもらえた


「テンキちゃん、凄いね。サルヴァトーレにも負けないなんて」

「ほぼ、押されてたけどね」

「何言ってるんだ。死人が出かけたって聞いたぞ? 特にベルンハルトとの一騎打ちで」

「マジで⁉︎」


 ベルンハルトも私も周りに遠慮せず魔法を撃ち合った為、どちらの陣営も甚大な被害が出て居たらしい


「私、ほぼ邪魔してたからなー」

「邪魔してたノ⁉︎」

「あーあれか……」


 ヘタレが遠い目をしていたが、あれは仕方がなかったと思っている。だって水があんなに溢れるなんて思ってもないじゃないか!


「死人が出なかったのが奇跡と言われていたぞ? 反省するんだな」


 ノエリアの説教をくらいシュンとしていると


「今度のお祭り皆んなどうするの?」

「お祭り?」


 ヴィヴィちゃんが興味深い事を言っている


「お祭りはね、神様へ感謝の気持ちを示すお祭りで、このヴィエールで年に1回、盛大に行われる行事なんだ。この都市全体がお祭り会場で物好きな人は屋台とか出してるんだよ?」

「へー」


 面白そうだなので、私も屋台巡りとかしようかな


「みんなで何かしない?」


 っとヴィヴィちゃんが提案するが


「何かって何?」

「バンドとかしてみたい!」

「楽器できる人いる?」


 ヴィヴィちゃんが、バンドしたいっと言っているが、王族であるヴィヴィちゃんにバンドに必要なギター等の楽器が扱えるのだろうか? ピアノとかならやってそうだが


(わたくし)、バイオリンなら出来ましてよ」

「私はドラムできるぞ」

「私は三味線と琴だよ。後パイプオルガンならやった事があるよ」


 アントニエッタはバイオリンで、マルビナは流石っと言うべきかドラムができるらしい。カッコいい。私は三味線と琴、かじった事があるオルガンならできるが、私とアントニエッタはバンドに全然関係ないのでバンドば絶望的だろう。他の人は、楽器は無理で、言った本人のヴィヴィちゃんも楽器に触った事がないらしくアウト。バンドは却下となった


「今年は今から準備なんて出来ない。したいなら来年辺りでいいんじゃないか?」


 ノエリアがヴィヴィちゃんに優しく提案し、渋々承諾していた


「来年のお祭り迄には頑張って覚えるね!」


 謎の闘志を燃やすヴィヴィちゃんに一同は何も言えなかった


「は、話を変えようヨ! お祭りでは何処に行きたイ? ワタシ、劇場が祭りの日限定の劇をやってるらしいから見に行きたいヨ!」

「それはいいですわね。確か、ラブロマンス系の題材でしたわよね」

「そのようですね」


 ノエリアは素早く端末で調べ、アントニエッタに見せていた


「女って恋愛物好きだよなー」

「ヘタレは何処に行きたいの? 折角だからデートスポット行ってみたら? 予行練習に」


 そんな事を言うヘタレを、からかってみたが


「お前は何処に行きたいんだよ。あまり劇、乗り気じゃなさそうだしな」


 呆れた感じに言われてしまい、私は驚いた。何時もなら顔を真っ赤にして怒鳴ってくるのに、今回は怒鳴ってくる所か顔も赤くならない。成長してしまったのだろうか? 若干の寂しさを感じながら誤魔化す


「私、屋台巡りとかしたいかな? 美味しい物巡り!」

「それも良いね。夜には花火も上がるし一日中遊べるから、何をしようか迷っちゃうね」


 夜には花火が上がる為、見晴らしの良い場所を陣取っておかないといけない


「じゃあ、始めに劇に行って、それから場所取りして、屋台周りって事でいいか?」


 マルビナが纏めてくれたので、そのスケジュールで行く事にする


「楽しみだね!」


 ヴィヴィちゃんの笑顔が、とても可愛いらしかった 




 〜次の日〜


 1限がサルヴァトーレと一緒の授業なので気になった事を聞いてみた


「お祭りだけど、ヴィヴィちゃんと行ったりしないの? ヴィヴィちゃん皆んなと計画立てちゃってるよ?」

「大丈夫だよ。ヴィヴィは、きっと君達と行きたいだろうからね。楽しんでおいで」





 放課後、乗船場で船を待っていると後ろから声をかけられた


「よっ!」


 振り返り見てみると、マルビナがニヤニヤしながら立っていた。何故か嫌な予感がするな


「前から聞きたい事が有るんだけど?」

「私が答えられる事ならね」

「お前さ……ベルンハルトとどういう関係だ? お姉さんに言ってみな?」


 ズイっと顔を近づけられて、とんでもない事を聞かれた


「只の友達だよ? あれ? 友達なのかな? まぁいいや。別に甘い関係とかじゃないよ?」

「いや、怪しいんだよなぁ」


 とんでもない勘違いをしている様だ。これは誤解を解いておかねば、私が良くてもベルンハルトが良くないだろう。仮にも第1王子だ。国絡みの事も多々あるだろうし、こんな勘違いで名前を落とす訳にはいかないので訂正しておく


「一国の王子が私なんか選ぶ訳無いでしょ。本当に何にも無いよ」

「そうか? この前の【宝探し】の時はサルヴァトーレと、お前事で揉めてた感じが有ってさ、実はこの時から怪しいとは思ってたんだけどな……」


 言い合っていたのは恐らく、あの小さな生き物の事だろうと思うが言えない為、誤魔化すしかない


「本当に何も無いよ」

「……まぁ、そういう事にしといてやるよ。言っておくがな、学校では結構噂になってるからな!」

「えっ⁉︎」


 何という事だろう。明日ベルンハルトに会ったら誤った方がいいだろうか?

 そうこうしていると船が来たので乗り込み、噂の内容を聞いてみる


「どういう噂なの?」

「うん? あぁ、ベルンハルトはお前を家に連れ込む中だとかだな」

「家に連れ込む……」


 2度程、シルヴォック邸にお邪魔した事は有ったが連れ込まれた事は……有ったな


「それに、サルヴァトーレと三角関係だとか」

「それは絶対無いから!」


 ゴメンね、ヴィヴィちゃん! 君の彼氏と変な噂になって!


 明日、ヴィヴィちゃんにも謝る事にする。後、サルヴァトーレにもだ。その後、暫く話を聞いていたが途中から祭りの話に変わり、談笑しながらアパートに到着し、部屋の前でマルビナと別れた。




 家に帰り何時もの様に全て終わらせると、







 ホラーゲームをした

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