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ベルンハルト、マジチート……

 

  私は棒立ちで【ウォープロ】を展開。他のメンバーは体制を低くし、机等を盾にして銃弾を防いでいる。何故バレたのだろうか?


「ちょっとテンキ! 貴女それで大丈夫なのですか⁉︎」

「うん。全然平気」

「流石だな……」


 ノエリアに関心された


「このままでは、銃声を聞いた他のグループが寄ってきてしまいますわ」

「どうする? ……っ」

「マルビナ⁉︎」


 マルビナが被弾した! 肩の部分を抑えている。


「ゴム弾丸だ問題ない」


 ゴム弾はかなり痛いのだ、問題無くは無いだろう。仕方ないので、この廃墟全体にウォープロを張っておく。


「大丈夫?」

「流石……」

「こんな事出来るなら始めるからして欲しかったんだが……」

「ベル以外に広範囲でウォープロを張れる人がいるなんて……」


 やっぱり、ベルンハルトはチートだった。外では銃声が止まっている。此方の出方を伺っているのか、又はウォープロに驚いているのかわからないが、どうしたものか……


「へい、リーダー! どうしやす?」

「何ですの? そのキャラ。まぁ良いです。増援なんか来たらたまらないので、此処で片すべきでしょう」

「アントニー。良いお知らせと、悪いお知らせ。どっちから聞きたい?」

「は?」


 ウォープロを展開しながら、別の魔法も使っていたのだか、どうやら大変な事になったぽい。皆んな、私を見ている。テレるー


「では、悪い方は?」

「数が28かな」

「え……」

「良い方は、結構皆んな仲悪そう。連携は取って来ないと思う。取り合いな感じかな?」

「そうですか……」


 アントニエッタは考え込むが、そんな時間は無さそうだ。外では、かなりの爆発音がし同時に廃墟も揺れた。どうやら、この廃墟の周りを囲っているウォープロに魔法をぶつけられているらしい。それも、結構な数。


「どの位持ちます?」

「3日ぐらい」

「え?」


 これくらいなら全然余裕だ。だから、化け物を見る目を向けるのはやめてほしい。だが、何時迄も籠っている訳にもいかないだろう。他のグループも来られたらどうなるか分からない。


「此処から脱出し逃げ道を探さなければ」

「今、やってるけど。地形が悪いね。後ろは山、前は川。逃げるには大勢のいる中を突破しないと……」

「お前、ウォープロ以外にも魔法使ってる?」

「うん」


 ドン引いた顔をヘタレにされた。普通の人は魔法を1つ使っていると他は出せないものだが、私は平気で出していたのでドン引きされた。


「今更、コイツがする事に驚くなよ。コイツに魔法で勝てる奴なんて、この学校にいないだろう。流石のベルンハルトでも膝をついて苦しそうにしてたんだし……」

「そうだな、マルビナ。すまない」


 なんか、納得された。解せない。しかし、まだ外の攻撃は続いている


 突然、ウォープロが何故か壊された。まだ全然問題無かったのに……


 私は自分の魔法が破られた事にかなりのショックを受けており、呆然と立っていると


「テンキちゃん!」


 そう聞こえたと同時に私は凄いスピードで移動し、気がつけば外に出ていた。ふと、上を見ると


「大丈夫? テンキちゃん?」


 ヴィヴィちゃんにお姫様抱っこされていた


 えっ……ヴィヴィちゃん……私、お姫様抱っこされたの始めてだよ。初めての、お姫様抱っこが可愛い美少女だなんて……


「さっきのは魔法道具か?」

「でしょうね……あんなに簡単にテンキのウォープロが壊れる筈有りませんし」


 なんだ! 魔法道具か。良かった……


「仕方ありません。無謀でも何でも突破します」

「おう、その粋だぜ。皇女様」

「着いて行きます」

「ファイトー!」

「精一杯頑張るよ」

「やるしか無いね」

「あ、廃墟壊れてる」


 上から、アントニエッタ、マルビナ、ノエリア、オレーシャ、ヘタレ、ヴィヴィちゃん、私だ。私だけ違う事を言っていたよ。取り敢えず、ヴィヴィちゃんに下ろして貰った。さっき魔法で調べた時よりも多くなってる気がするが……気にせず、いざ! 勝負!





 だが、やはり数では圧倒的に負けている為かメンバーは1人また1人と倒れて行く。また、あの魔法を使うか……でも……悩んでいる内にヴィヴィちゃんまで座り込んだ。それに気を取られて隙が出来てしまった私は重い一撃をくらって吹っ飛んだ。起き上がり、仕方がないので、あの魔法を使う為に大きく息を吸い込んだが、何人かが斬りかかってくる。私が大声を上げるのが早いか、私が地に沈むのが早いか


「キャァッ⁉︎ むぐっ⁉︎」


 背後から口を塞がれた……あぁ、もう無理か……もっと早く使えば良かったっと後悔した瞬間、私の背後にいた人が斬りかかって来た人を纏めて蹴り飛ばした! 私は呆然とその様子を見る。急に他の人達が及び腰になる。私は後ろにいる人を確認する為にゆっくりと振り向く


「ベルンハルト?」

「あぁ」


 何とベルンハルトがいた。近くにはチーム王族ズのメンバーは居ない。1人なのか? 彼は私から離れ模擬剣を取り出し、そして……気がつけば戦いは終わっていた。立っているのは、満身創痍な感じの私と、怪我1つないベルンハルトだけだった。そのベルンハルトの足元には人の山が出来ており、その数40は軽い。それを見て思った。ベルンハルト、マジチート……あの数1人でやるとか、チート以外有り得ない。奴の立っている姿を私は眺めていたが、だんだんと私の目は霞み始め、意識が遠のいて行く感じがする。たったの一撃くらっただけで気を失うとは、我ながら情けない。








 私が意識を失う直前に最後に見たのはベルンハルトの綺麗な顔だった……マジ美形

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