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宝探し

 

 〜アレから数週間後〜


 アレから数週間が経ち、私は割りと動ける様になったが皆んなからしたら、まだまだだろう。


 あの後、結構大変だった。体術どころか、剣や銃まで練習。休みの日も練習。毎日毎日……空いた時間はひたすらに戦う訓練が続いた。巻き込んだヘタレはグダグダ言いながらも付き合ってくれた。本当に良い奴だっと思った。ヘタレだけど。しかし、ヘタレも結構弱かったので私と一緒に叩き込まれていた。すまんな、ヘタレ……

 あ、変質者は捕まったらしい。あの後、軍の人が動いたそうだ。変質者の事をヴィヴィちゃんから聞いたらしいサルヴァトーレに「言ったじゃないか……」っと呆れた感じに言われた。すみません


 そして、今日は【宝探し】当日なのだ! 朝から船でヴィエールを出て近くの島に向かう。ここで、ルールのおさらいをしておく。


 2泊3日の宝探しだ。終わりの時間は3日目の朝に放送が入るので、それまでは 【宝】を見つけて持っているグループは死守し、持っていない人は見つけたグループ又は奪ったグループから奪う事ができる。使っても良い武器は模擬剣、模擬槍など、殺傷能力の低い物なら問題ない。銃も使用OKで弾はゴム弾丸だ。あれは結構痛い

 魔法は下位の魔法と、あらかじめ先生に許可を得ている魔法だけだ。これが割とキツイ。上位魔法など使えたなら、私も結構役に立つのだが今回はダメっという事なので私は役立たずになってしまうので応援する用の旗は持ってきたし、降参する用の白旗も持って来た。話が逸れてしまったので、話を戻す。

 魔法は反則しない様に手首に付けられた機械で、どの魔法を使ったかログが残る様になっているので気をつけなければならない。下位以外の魔法を使うとアラームがなる仕組みだ。この、手首につけられた機械は先生方が位置を把握したりするのにも使うらしい。

 島は3つあり、その内の1つで学年の3分の1の人数が、奪い奪われるの勝負を繰り広げる。なので多くて、120人くらいだと思っている。島にはカメラが、いくつか有り先生方が見ているらしい。因みに、弱いがモンスターが出るらしく、それは武器召喚で召喚した自分の武器を使っても良いそうだ。だいたい、そんな感じだ


「さて! とうとう、やって来ました。宝探し!」

「誰に言っているんだ……」


 隣に居たヘタレに呆れられた。


「お宝って結局何なの?」

「学校の校章が入った魔石だよ」


 っとサルヴァトーレが教えてくれた。実はこのチーム王子ズも同じ島らしい。最悪だ。勝てる気がしない。行く島は抽選を引き決まる。アントニエッタの引きが悪かったらしく、恐らく学年で1番強いであろうグループと一緒の島になってしまった……なんてこった!


「チーム王子ズとは当たりたくないな……」

「この、島は結構デカイし、スタート地点は別々だから、当たる確率は低いと思うぞ」

「なら、良いけど」


 マルビナは島の方を見ながら教えてくれた。私は今更ながらドキドキしてきた。


「それにしても、テンキ……凄い格好だね」


 私の天敵 (ニキートビィチ)に格好を指摘された。私の今の格好は迷彩服に迷彩のリュック迷彩のヘルメットを着用しており、首には双眼鏡を掛けている。完全装備だ。隠れるのは任せておいてくれ! 周りの人達は普通の動きやすい格好だからか、私は結構目立っている


「木を隠すなら森の中だよ」

「そうだけどね」

「限度がありますわ」




 島に到着したが、降りる場所はグループによって違うので、私達のグループは一足早く島に降りたが開始の合図がまだなので、暫くそこで待機。


「テンキちゃん、凄い気合い入ってるね」

「ヘルメット、メーやんみたいにズレてるぞ」

「おっと」


 ヘルメットがずれているのをノエリアに指摘された。メーやんみたいって言われた! だが、メーやんは可愛いから許す


「ヴィヴィちゃん、別に気合いは入ってる訳じゃないよ」

「そうなの?」


 ただ、森とかあるなら迷彩の方がいいかな? っと思っただけで決して気合いを入れてきた訳ではない。ただ、隠れる気満々なだけだ。


「良いですわね? 着きましたら、まずあの山を目指しますわよ」


 アントニエッタが無線の確認をしながら、1番高い山を指差す。此処からは距離が結構ありそうだ。


「そして、テンキ。()()()()は奥の手ですので勝手に使わない様に」

「わかってるよ」

「皆も(わたくし)が使えっと言えば耳を塞ぎなさいな」

「はい。皇女さま」

「あぁ」

「あーアレは出来れば使って欲しくないな……」

「同感だネ。あれ結構キツイヨ」

「結構辛いもんね」


 アレとは私の奥の手である。前に私が、こんな魔法も有るよっと見せた時があり、アントニエッタや他のメンバーに「常時では使うな!」 っと言われた魔法だ。魔法なので、使っても大丈夫か先生に許可を貰っておいた。くらうと割とキツイので、ベルンハルトや、あの辺も暫くは動けないと思う。皆んな無線の確認や持ち物の確認をしているが、私だけボーっとしていたので、これはマズイっと思い無線の確認をしてみるが、何処を確認したらいいのか分からない。ついでに何処を押せば声が無線に入るのかも分からないので、ヴィヴィちゃんに聞いてみる。ヴィヴィちゃんは苦笑しながら教えてくれた。


「で、食料は僕とテンキで歩きながら探せば良いんだな?」

「はい。お願いしますわ」


 私とヘタレは知識があるので食べられる物と食べられない物の区別がつくので、食材担当だ


「もし、撤退する時ですが、殿(しんがり)はヴィヴィアンヌでお願いしますわ」

「わかったわ」


 撤退する時なんてあるのだろうか……あるとすればチーム王子ズに当たった時ぐらいだろう。間違えた、チーム王族ズだった


 間も無く始まる筈だ。手持ちの時計を見ながら合図を待つ


「始まりますわよ」

「はい」

「うん」

「おう」

「ウン」

「あぁ」

「はーい」


 返事って個性出るよね。アントニエッタの声かけを返した順番は上からノエリア、ヴィヴィちゃん、マルビナ、オレーシャ、ヘタレ、私だ。


「約1名、気の抜けた返事が有りましたが、まぁいいですわ」


 それは私だろうか……


 《それより2年生、第1回目の実施訓練を開始します》


 フラビア先生の声が放送で聴こえてきた。とうとう始まってしまった


「行きますわよ」


 先頭はアントニエッタとノエリアで後ろはヴィヴィちゃんとマルビナがいる。いつでも動ける様にとの事だ。本格的だ……アントニエッタが動き出したのでそれに続く







 私達は森の中へと足を踏み入れた

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