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あ! あの人、足がある! 人間だ!

 

 アラームの音がする。朝だ


 筋肉痛は、まだあるが大分マシになっている。これなら、今日の授業は大丈夫そうだ。準備して学校へ レッツゴー!


 門でオカマとピッチーに会ったので軽く挨拶をし、教室に行くとオレーシャが居たので筋肉痛の話をした。オレーシャは大爆笑だった。


 2限目は無かったので、探検でもしようと思い裏庭を通ったのが間違えだった。私の天敵ニキートビィチが女子生徒と良からぬ事をしていた。どっちも半裸だし、天敵の口元には血が付いてるし……あ、ニキートビィチと目が合ってしまった。糸目だから合ったか分からないかもだが、合った気がするので私は全力で、その場から逃げた。


 見ちゃいけないモノを見てしまった。もっと場所考えろよ……


 そして、お昼。私はニキートビィチの事をヴィヴィちゃんにチクった。


「もうっ! また、ニキは!」


 どうやら、何時もの事らしい。いろんな女性に手を出すんだとか。私も気をつけてっとヴィヴィちゃんに言われたが、安心して欲しい自分から近づいたりしない



 お昼も終わりヴィヴィちゃんとサヨナラする。


 そして3限目は、とうとう剣の授業だ。私の最も苦手で憂鬱な科目でもある。体術は、基礎は出来ているから、まだいい。しかし、剣は基礎の基礎が出来るくらいだし、そもそも剣を振り回すだけの力がない為、直ぐにへばる


「おう! お前も一緒か!」

「おぉ! マル」


 どうやらマルビナも一緒の様だ。良かった。1人なら、どうしたら良いのやら……


「なんだ……お前も居たのか」

「ノエリー!」


 ノエリアまでいた。安心だ。性格イケメンの頼れるお兄さんポジのマルビナと、しっかり者の頼れるお姉様ポジのノエリアが居れば何も怖くない。


「筋肉痛はどうだ?」

「割と治ったかな……まだ、ちょっと痛いけど」


 この調子なら大丈夫だろうか。


「剣とか、基礎の基礎しか出来ないんだけど……付いて行けるかな……」


 急に不安になってきた。付いて行ける自信がない


「大丈夫だって! 私は王女様には及ばないが剣は得意だ。教えてやるよ!」


 そう言ってマルビナはニカッと笑った


 惚れてまうやろーー! めちゃくちゃ、カッコいいです!


 とか思っている自分もいました。だが、授業が始まると、それも無くなった。マルビナは、かなりのスパルタで問答無用だった。初めは一本で打ち合っていたのだが、本来マルビナは二刀流らしく「身体に覚えさせた方が早い」とか言う理由で途中から二刀流に。手加減されずコテンパンにされ身体中、痣まみれだ。もう、動けない


「体力ないな〜」


 マルビナはカラカラ笑っているが、体力でんでんの話しじゃない気がするが……マルビナの腕力強すぎて腕が死んだ。


「はぁ……またか……」


 ノエリアはまたも呆れている。


「取り敢えず、私とマルビナで打ち合うか」

「そうだな。見とけ」


 2人は、お手本になってくれる様だ。2人は、どんな感じなのかワクワクする


 2人は模擬刀を構える。二刀流のマルビナと一本のノエリア。構え方が全然違う……当たり前か。

 先に仕掛けたのは、ノエリアだ。一瞬で近づき懐に入る。速い! その勢いのまま、マルビナから見て右の脇辺りを狙った。しかし、マルビナは右手の模擬刀で防ぎ、左の模擬刀でノエリアを攻撃した。ノエリアは紙一重で、それをしゃがむ事で避け、続けて攻撃した。どちらも、休む事無く攻撃を続け、何度か打ち合った末、ノエリアはマルビナの右手の模擬刀を踏み付け、右側から 一閃 ーー。マルビナは右手を柄から離し、身体を後ろに倒した。顔の上スレスレを通る。そのままバク転し、ついでにノエリアの持つ模擬刀の柄を蹴る。ノエリアの手から模擬刀が離れたーー。体制を整えたマルビナは左に持っていた模擬刀をノエリアの首に押し付ける。勝負アリだ!


「凄いね! 2人とも!」

「凄くない……負けた」

「はっはっは」


 マルビナは高笑いをし、ノエリアはかなり落ち込んでいる。その後、再び私がする事になり腕が死んだ……



 〜〜〜〜〜〜


 授業が終わり、次の授業が無い私と、ノエリアとマルビナはゆったりシャワーを浴びて、たわいもない話しをし、良い時間になって解散。私は次の授業の教室まで行く。女の子とキャッキャウフフ出来たので、幸せな気分のまま教室に……また、このパターン


 私の気分は急降下した


 フセフォーロド王子が居るではないか。チラッと目が合ったが無視られたので私も話しかけずに、1番遠い席に着く。ボッチだ。こういう時に限ってヘタレは居ない。暇なので王子を観察しておこうと思い、其方をみると……


「横良いですかぁ?」

「この後、空いてます?」


 等、女の子に詰め寄られていた。本人は眉をひそめて無視しているが内心困っている事だろう。モテる人は大変だなーなんて思いながら授業開始を待つが


 え、王子コッチ来ちゃったんですけど⁉︎


 何故か王子は無言で横に座ってきた。そのまま、授業は始まってしまった 。大方、他の女性が横に座るぐらいなら、コイツでいいか……的な感じだろうか? いい迷惑である


 授業の先生は、あの滑舌の悪い先生だ。この先生は結構、可愛い先生で背が小さく、何故か腰パン、ずっと帽子を被っているが大きい所為かズレており、歩き方がチョコチョコしている。名前は 【メルキアデス】先生だ。生徒からは【メーやん】っと呼ばれている。

 相変わらず言っている事が、よく分からないまま授業は終わってしまい、先生はチョコチョコっと教室を去って行く。隣の王子も何も言う事なく去って行ったので私も帰る。



 ロッカーに向かう道で


「やぁ!」


 何と、ニキートビィチが登場。片手を上げて、にこやかに挨拶してきた。この人、神出鬼没だ。 私は驚きのあまり声も出ず、何かの叫びみたいな顔をし、慌てて華麗な回れ右を披露。走り出そうとしたら、首根っこを掴まれ茂みに拉致られた。その際、口を手で覆われており、声が出せない。どうにかせねば! っと考えていると、


「もう! また、あの女の所に行くんでしょ! この浮気者!」


 女の人の金切り声が聞こえて来た後に【パッン】っと乾いた音がした。其方に視線を移すと、男女2人組が何やら揉めている様だ。女性は浮気者! っと言っている事から二股でも掛けられたのか……何でもいいので、こんな所で揉めないで欲しい


「違うんだ! ただ頼まれ事をしてただけで……」

「何が違うのよ! さっきキスしてたじゃない!」


 男性の方は言い訳を必死で言っている様だが、女性の方はそれに更に切れている。しかし、ニキートビィチは私が、このまま彼らとバッタリ出会ってしまわない様に助けてくれたのか……しかし、いつまで続くのか……っと思っていたが、直ぐに終わった。女性が男性にもう一度、平手打ちをかまし去って行った。残された、男性は哀愁漂う感じだったが、その彼もこの場から去った。


「いやー第2王子、ありがとう。助かったよ」

「お礼は血でいいよ?」


 ……お礼を要求された。コレさえ無ければ、結構いい奴なんじゃね? っで終わっていたのに、それでは終わらなかった。


「私、貧血気味だから無理」


 私は、ダッシュで門まで走った。門まで行くと、見覚えのある金髪のイケメン (サルヴァトーレ)がいた。ヴィヴィちゃんでも待っているのだろうか。


「ヤッホー。イケメン! 相変わらず、イケメンだね!」

「やぁ、テンキ。凄い挨拶だね」


 何でこんな所に居るのか……目立ってるよ?


「ヴィヴィちゃん待ってるの?」

「えっ……あぁ、ヴィヴィは、もう帰ったよ。待ってたのは君。メール見てないって思って、此処で待ってたんだ」


 急いで、メールを確認。4限目の始まる前にメールが入っていた。丁度、私はマルビナとノエリアとシャワーでウフフしてた時だ。端末の存在忘れてたよ。


「申し訳ない」

「いいよ。ちょっと此処だと目立つから、付いて来て」


 言われた通り付いて行くと人の居ない場所に出た。ベンチが有ったので、其処に座る様に促されたので座ると、横にサルヴァトーレが座った。


「はい。これ、いつか必要になると思うから」


 そう言って渡してきたのは、1つのピアスだった。


「え、なんで? 指輪貰ったし……」

「このピアスは、魔法媒介が無い時、一回だけ魔法媒介の代わりになってくれるんだ。僕達は媒介無しでも大丈夫だけど、君はいるだろ? もしもの時の為さ」


 媒介を取り上げられたとしても一度だけなら魔法媒介の代わりになるという代物らしい。


「いや……こんなの貰えないって。指輪も貰ってるし」

「ダメ……付けておいて。いつか絶対必要になるから。この前、ピアスを貰ったから、どっちかの耳は空いてるよね?」


 グイグイくるサルヴァトーレに、どうして其処まで付けさせたいのか分からない。


「王家の秘密……王位を持っている人だけが知っている秘密。君には、まだ言えない事だけど、それと関わりがあるっと思っておいて」

「えっと……分かった。貰っておくよ。ありがとう、サルヴァトーレ。じゃ、もう1つの方も……」


 もう1つの魔石のピアスも渡そうかっと思ったが、止められた


「ダメ。僕はもう貰ったから、僕が貰う訳にはいかないよ。君があげたくなったら、僕ではない人にあげれば良い」


 どう言う意味だろうか。本当に分からない事だらけだが仕方がないので、有り難く貰う事にする


「ありがとう、サルヴァトーレ。前にも貰っちゃったし、私も何か……」

「こういう贈り物は素直に貰ってくれると男は喜ぶよ?」


 っと言ってサルヴァトーレは立ち上がった。私も立とうと思い荷物を持ち直すと、手を差し出されたので手を握ると立たせてくれた。紳士だ


「じゃ、帰ろうか」


 2人で門まで行きく途中、この前の事も含めて改めてお礼を言う。門まで着くと


「じゃ! また、またねー」

「遅いし、送って行くよ」

「いや、良いよ。大丈夫」


 そう言って、来た船に飛び乗った。乗って来ようとするサルヴァトーレと、送る大丈夫の押し問答をし、船守さん (ヒョンさん)を困らせた。コレ以上は迷惑だな……っと思っていると、私の気がそれた隙にヒョイっとサルヴァトーレが船に飛び乗って来たので、それを見た船守さん (ヒョンさん)は船を出した。私はジト目でサルヴァトーレを見る。


「僕の勝ちだね?」

「これ、勝負だったの?」


 彼は苦笑気味に、


「どうだろう。でも、女の子が1人は危ないよ? 最近、不審者が出るらしいからね」

「不審者がでるの?」

「そう、コルマンド区で出るらしいから気をつけてね?」

「はーい」


 最近、不審者が出るらしい。どんな不審者だろうか?

 昔、街灯の少ない道を歩いていたら黒いシーツを被った人が立っていた事がある。その人の前を通り過ぎると、何故か後ろに付いてこられ、怖くなり走ったら向こうも走り出した。走れば黒いシーツは捲れる為、中の人の足がみえたので、それを見た私は「あ! あの人、足がある! 人間だ!」とか思った事がある。今思えば、あれも不審者だったのだろう。それをサルヴァトーレに言うと、変な顔をされた。


「テンキ……暫く誰かと帰った方がいいんじゃない?」

「何で⁉︎」


 謎の心配をされてしまい、それから船を降りるまで、ずっと気をつける様に言い聞かせられた。船を降り、降り場で「ここまでで良い」と言ったが、彼はアパートの前まで送ってくれた。優しいな……ちょっとトキめいたのは内緒だ。


「ありがとう。ゴメン、帰るの遅くなっちゃって」

「良いよ。君は結構隙が多いから気をつけるんだよ?」


 また、気をつけろっと言われた。帰るまでに何回言われたか……アパートの前でサルヴァトーレとバイバイして、中に入り何時も通りする事して今日はちょっとトキめいたので








 ホラーゲームをした

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