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空いてる個室を開けると……

 私の幸せは長くは続かなかった。だから、貴方も続かない。貴方は運命の人と一緒に居られない。破滅を呼ぶから。


 貴女は幸せにはなれないわ


 決してね


 そういう呪いなの



 〜〜〜〜〜


 アラームが鳴ってる。朝の様だ。この部屋、明るくならないから朝かイマイチわからない。何時も通り準備し、いざ、学校へ



 今日は準備に時間がかからなかったので、ゆっくり登校できる。今日の1限目は憂鬱な体術の授業なので正直、気が乗らないが、取り敢えず更衣室へ。


 数ある更衣室の1つに着き中に入る。中は個室が何個かあるのと、奥にシャワー室がある。空いてる個室を開けると……


「……⁉︎」

「……っ⁉︎ きゃぁぁぁあ!」


 人が入ってた! しかも、アントニエッタだ! 上半身は何も付けていない


「皇女様! どうなさいました!」


 下着姿のノエリアが横から出てきた。ややこしくなるな……彼女は遠い目の私と、涙目のアントニエッタを見て


「貴様、よくも!」

「えっ⁉︎ 私が悪いの?」


 ちょっと待って⁉︎ 鍵しまってなかったんだが……これ私が悪いのか? ノックしなかったのは悪かったが


「鍵、空いてたよ!」

「ノックぐらいしろ!」


 ノエリアはカンカン。収集つかなくなってきた。


「どうしたノー」

「おいおい。本当に話題に事欠かないな。お前」


 他から人が出てきた。1人はマルビナだ。救いだ! もう1人は、紫の髪に褐色の肌で耳がフワフワしてる。【四獣族】で猫だろう。尻尾が細い。


「覗かれたんだ!」

「違う! 鍵が空いてたの! だから、開けたら中に!」

「あー……」

「あははハッ」


 マルビナは呆れた顔をし、もう1人は笑ってる。というか、私以外ちゃんと服着てない。


「いいのですわ、ノエリア。(わたくし)が閉め忘れていたのです」

「しかし!」

「よろしいのですわ! そして、貴女! ノックくらい、してはいかが?」


 立ち直ったアントニエッタに説教された。どうも、すみません……


 他にも更衣室に人は居た様だが、関わりたくないのか他の人は絡んでこなかった。取り敢えず、全員着替える事に。着替えも終わり、皆んな一緒に数ある武道館の1つに行く。


「ア、自己紹介まだだったネ。ワタシ、【オレーシャ=ベルフラワー】だヨ。よろしク!」

「私、烏兎 天妃。 天妃が名前だから! よろしく」


 新たな友達ゲッチューだ


「貴女、なんて格好してるんです!」

「ジャージはダメでショー」

「楽だもん」



 そんな話をしながら向かう。私、普通に馴染んでるわ。仲良くなれないかなって思っていた、アントニエッタとも普通に話せている。良かった。

 武道館に着いた。まだ、時間はある。


「体術の何処がダメなんだ?」

「全部」

「おい」


 何処って言われてもな……根本的な所からマズイしな


「今まで避けてきたからね……基礎の基礎もできないよ」

「なるほどな……まぁ、一緒に組んでやるから頑張ろうぜ」


 カッコいいな! 思わず惚れてしまいそうだ!


「まぁ、観ていなさい。私とノエリアでお手本を見せて差し上げますわ」

「いや……まず、実践して体に覚えさす方がいいだろ?」

「いきなりか?」

「ワタシ、どっちでもいいと思うけドー」


 私、抜きで話が進んでいる。


「そういえば、貴女。口から火が出るらしいですが、本当ですか?」

「そういえば、噂になってたネ」

「噂になってるんだ……」


 グエーグエーっとチャイムがなったので授業開始!


「では、1限目の授業を始める。私の名は【七竈 卯月】だ」


 おぉ! 私と一緒の国、出身だろうか? 髪は黒髪に一ヶ所だけ白のメッシュが入っている。強そうな女の先生だ


「今日の授業は慣らしだ。それぞれ好きに組手をしろ。以上だ。始めろ!」


 〜〜〜〜〜〜


「貴女……本当に魔力以外、点で話になりませんわね」

「まず、体力からだな」

「ゼェ……ゼェ」

「あははハッ」

「酷いな」


 上から、アントニエッタ、マルビナ、私、オレーシャ、ノエリア。確かに酷いと思う。少し組手しただけで息切れ。もう、体が動かない。私はリアルにorzの体制だ。


「はぁ……まず、貴女の言う通り体力ですわね」

「体力も、ですが筋力もです皇女様。拳に一切、力が感じられない」

「おっし! 腕立てするか!」


 いつの間にか私の為の授業になってる。勘弁してください。


「ゼェ……きゅ、休憩プリーズ」

「まだ、始めたばっかりだヨ?」

「そうですわ! しっかりしなさい!」


 マジで勘弁して!


「はい、立ちなさい! 次は私ですわ!」

「無理です、皇女様。マジ勘弁してください」

「構えなさい」


 本気だ。まだ、息も整ってないのに仕掛けられた。


 まず、右足で頭を蹴りにくる。速い。間一髪頭を下げ避けた。が! 体制を整える前に足払いをかけられ、私は床と、こんにちはした。


「あーア」

「はぁ、ダメですわ。コレ」

「ですね」

「まぁ。実践あるのみ。慣れれば上手く動けるって!」


 取り敢えず、フォローしてくれるのはマルビナだけなのはわかった。


「取り敢えず、護身術程度には使えるようにしておけバ?」


 オレーシャは言う。


「護身術程度ではダメですわ!」

「やるなら、徹底的にですね」

「まぁ、出来た方がいいからな……」


 希望はあえなく粉砕した……




 授業が終わるまで地獄だった。もう、オウチカエルー。今、私は武道館の端っこに突っ伏しており、もう起き上がれる気がしない。


「だらしがないですわ」

「全くです」


 この2人冷たい。だが、熱心に教えようとしてくれたので根は優しい子なんだなっと思う


「まぁ、お疲れさん」

「大変だネ」


 2人は哀れんでくれたが……この、2人との方が組手した回数多いからな。明日、絶対筋肉痛だ、コレ


「そんなので、次の授業、受けれるノ?」

「次はない。昼から」


 3限目からなので、これなら大丈夫そうだ


「じゃ、また一緒だネ」

「私もないな」

「私達もですわ」


 皆んな無いらしい。


「では、まだ時間がありますわね」

「え、」




 それから暫く、組手は続いた。私が、もう無理! ヤメテーっと言っても止めてくれなかった。もう何も出来る気がしない


「ほら、流石にもう更衣室も人は居ませんわ。シャワーでも浴びてシャンっとしなさい!」

「だいぶ、汗掻いたしな」

「そーだネ」








 そうだ! シャワーに入ろう。この汗でベタベタする体を洗おう!

お約束

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