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「質問です。巨乳派? それとも貧乳派?」

 


 中庭でヴィヴィちゃんと待ち合わせをしている


「お待たせ! 待った?」

「ううん。今、来たところだよ」


 ヴィヴィちゃんが来たので中庭の端の方へ移動する。


「テンキちゃん、手作りなんだね」


 ヴィヴィちゃんは此処の購買で買ったらしいサンドイッチを持ってきていた。その後、暫く購買の話をした後、私は聞いてみたかった事を聞いてみた。


「あの、金髪イケメンと、いつ付き合ったの?」

「聞いたんだ……」


 ヴィヴィちゃんは一瞬悲しい顔をしたが、すぐに何時もの笑顔に戻り


「サルヴァトーレと付き合ったのはね、この学校に来る前なの。告白は私からよ」


 それから、ヴィヴィちゃんはサルヴァトーレとの出来事を色々教えてくれた。2人の出来事を語るヴィヴィちゃんが、とても可愛いくて私の脳内は、そんなヴィヴィちゃんに悶えていると


「ねぇ。テンキちゃんは良い人いないの?」


 っとヴィヴィちゃんがサルヴァトーレの話を止め私に聞いて来た。


「私はいないなー。此処に来たばっかりだからね」

「そっかぁ」


 ヴィヴィちゃんは少し残念そうだが、私の話は無いのでヴィヴィちゃんの話を聞こう


「やぁ、テンキ」

「朝ぶりだね」


 わぁお。サルヴァトーレと朝に見たヴィヴィちゃんの双子の兄、ヴィアンリの登場だ。もう、この話は打ち切りのようだ


「ヴィー、会ったの?」

「うん。今朝、会ったばかりだよ」


 っと双子の兄の奥から


「あ、君が噂の子?」

「……」

「よう、さっきぶり」


 何か来た。皆んな揃いも揃って美形だ。というか、さっきの授業一緒だったイケメンと、どっかで見た超美形が1人。


「紹介するね。私の兄弟よ」


 やっぱり王子か……


「やあ、初めまして。僕は【ニキートビィチ=チューベローズ=シルヴォック】第2王子だよ」


 糸目の美形だ。髪は白銀。こいつ、女慣れしてそうだ。


「俺は、さっき一緒だったからいいだろ?」


 うん。さっきの、さっきだし。最後は、この前フラビア先生のオフィスの前で見た、超美形の男だ

 

「【ベルンハルト=ブラックカバラ・=シルヴォック】」


 名前だけ言うと口を閉じ私をジッと見ている。なんだろうか?


「ベルは第1王子。長男だよ」


 っと、第2王子のニキートビィチ


「ゴメンね、テンキちゃん。ニキとかが、どうしても会ってみたいって言うから……」

「私は全然大丈夫。気にしないで」


 私は、天然記念物扱いか何かなのだろうか……平凡な日常が欲しい


「じゃあ、僕達も食べようか」


 サルヴァトーレが言い皆んな座った。周りの視線がヤヴァイ。チラッとヘタレが見えたが、凄い顔してる。


「テンキちゃん、お料理できるんだね」

「まあ、困らない程度にはね」

「ヴィヴィできないもんなぁ」

「ヴェンうるさい!」

「本当の事だろ?」


 結構賑やかだ。ヴィヴィちゃんが料理が出来ない事に対して、ヴィアンリとトシュテンヴェリンが弄っていて、他は微笑んで見てるか無かだ。第1王子はだいぶクールだ


「料理出来なくても、大丈夫だよ!」


 フォローしてみる。が、


「私……女の子らしい事、全然できないし……それに……」


 私をジッと見るヴィヴィちゃんに


「そんな事ないって! ヴィヴィちゃん、凄く可愛いし。居るだけで花って感じだし!」

「……私、頑張る!」


 何を頑張るんだろうか


「ヴィヴィはね、胸が無い事が悩みなんだ。大きい君が羨ましいんだよ」


 っとニキートビィチ。そんな事バラしてやるなよ……確かに私は結構ある方だが


「ちょっと⁉︎ ニキ! 私だって、ちょっとはあるもん! 無い事ないもん!」


 膨れるヴィヴィちゃんが可愛い。


「はいはい。ゴメン、ゴメン」

「あはは……」


 引いたニキートビィチ。困るサルヴァトーレ。焦る私。無のベルンハルト。微笑む他。


「大丈夫! 貧乳はステータスだよ!」


 フォローを続ける私。なんでこんな話になったかな?


「だってさ」

「じゃあ、第2王子! 質問です。巨乳派? それとも貧乳派?」


 驚いた顔された。というか、その目開くんだ……それ、開かないかと思ってたよ


「僕は、巨乳派かな」

「俺も、巨乳派!」


 自分で振っておいてなんだが、答えてくれたよ……そして、ノリの良いトシュテンヴェリンも答えてくれた。すると、


「女の子がそんな話しちゃダメだよ?」


 止めに入ったサルヴァトーレ。ちょっと他の人も気になったが、仕方がないので辞めにする。



 〜〜〜〜〜〜〜


 その後はくだらない話をして過ごした。ベルンハルトは途中から本読んでおり、輪に入る気が全くかった。そろそろ、お昼も終わりだ。


「あ。私、3限目あるから、そろそろ行かないと。テンキちゃん3限目は?」

「あ。私、取って無いから次は無いよ」


 私は後4限だけだ。4限目は魔法訓練の授業だ。実技なので、ジャージに着替えないと。ちなみに、ヴィヴィちゃんと一緒だ。やっと、一緒に授業を受けれる。ヴィヴィちゃんと、被ってる授業少ないんだよ……


「じゃあ、僕とデートしない?」


 っとニキートビィチ。やっぱり軽いんだな……


「もう、ニキ! いい加減にしてよ!」

「流石にマズイんじゃない?」


 双子の攻撃に


「冗談だよ」


 肩をすくめて、そう言った。3限目がある人は片付けて授業に行く準備をしているので私も片付よう。しかし、開いた時間は何をしようか


「俺は、お前に用がある」


 ベルンハルトが私を見ていった。やっと話したと思ったら用とは?


「ベル?」

「直ぐに終わる。お前達は先に行け」

「でも……」

「行け」


 ヴィヴィちゃんは渋ったが兄に逆らえないのか、他の兄弟と行ってしまった。だが、サルヴァトーレは残っていて皆が行ったのを確認すると、


「ベルンハルト……余計な事は言うなよ」

「わかっている」


 それだけ言うと私に微笑み、去って行った。なんの事だろうか? 彼は暫く無言で居たが徐に口を開いた


「お前、夢を見るか?」


 謎の質問をされた


「夢? 普通は夢見るでしょ?」

「違う」


 何が違うのだ。私をまた、ジッと見た後、彼は言う。遠くで3限目を告げるチャイム? が鳴る


「涙が出てくる事はあるか?」

「いや……涙は出るけど」


 解らん。なんの質問? 何が聞きたいのか解らないので探る為、相手の顔をジッと見てみるが相変わらず無表情で何も読み取れない。暫く私達は無言で見つめ合う


「そうか……」


 っとだけ言った。いや、本当に何?


「もう一度聞く。夢を見るか?」

「夢は見るけど……」


 彼は、まだ私をジッと見ている。まるで、嘘でも見破ろうとしてるようだ。暫くすると、納得したのか


「そうか」


 それだけ言って、去って行った。何だったんだろうか? ドキドキしている。かなり緊張した。


 その後、授業がない私は図書館に行き、本を読み暫く時間を潰す。

 読み終わった頃には、そろそろ終了のチャイム? が鳴る時間だったので着替えに更衣室まで行く。更衣室は何個かあり、その内の一つの更衣室でヴィヴィちゃんと待ち合わせをして一緒に行く予定だ。3限目が無かった私は一足先に着替えておく。ヴィヴィちゃんも合流し、


 いざ! 魔法訓練へ!



 訓練所に到着した。 結構人が多い。

 ヴィヴィちゃんと話していると、遠くにレインボーな頭が見えた。着ている物は全てショッキングピンクな伝説の★O★KA★MA★ (イニャキ)だ。近くにピッチー (ファリゴリ)とヘタレ もいる。本当にヘタレと授業が被るな……


「やぁ、テンキ。ヴィヴィ」

「……」

「サルヴァトーレ! ベル!」


 サルヴァトーレ登場! ついでにベルンハルトもおり、モテる2人が揃っている為、周りは悲鳴に包まれた。ベルンハルトの顔を見ると、さっきの謎の質問を思い出す。どういう意味なんだろうか。折角、一緒の授業なので聞いてみようか


「2人とも、一緒なんだね」

「まぁ、渋々ね……」


 サルヴァトーレ、渋々なのか。もしかして、仲悪いのだろうか? 薮蛇そうなので聞かないでおく。しかし、王子と、その従兄弟が来てから視線が痛い。主に女子からの視線が。そんな視線に晒されて怯えている私は、向こうのヘタレとか居る方に行きたくなってきた。そんな事知らずに、サルヴァトーレは話掛けてくるので、その度に視線の強さが増す気がする。視線で人を殺せるなら私はとっくにお陀仏だ。


「ベル……今年は勝つから」

「……無理だろ」


 この2人ライバル的な何かなのだろうか? 無表情のイケメンと不敵に笑う超美形。ちょっと、怖いな……色んな意味で帰りたくなってきた。オウチカエリタイ




 グェーーー! グェーーー!








 あ、チャイム? 鳴った。授業が始まるな……(遠い目)

女の子と、もっと絡ませたいのですが、中々テンポよく先に進みません

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