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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
4部ジルベール10歳 時が動き出す

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4.40 ジルベールの力を確認1

「イヤリング、いつ出来るのかな」とスザンヌが。

「超特急で作るそうですので、お姉さまの分は、今夜には持って来るそうですよ」とマリアが答える。

朝食の時に言っていたが、スザンヌは私とのおしゃべりに一生懸命で聞いていなかったようだ。

「そう。明日は学校に行けそうね。未来視の力も確認したかったのだけど」


「なら、王城の訓練場で試しますか。私でよければ相手をしますよ」と私が提案する。


「やったー。ジルさま、嬉しい。行きましょう」

と喜ぶスザンヌに対して、

「お姉さま、私は今日はこれから、同学年の方々との交流会なので、着替えて行きますね。

ジルさま、お姉さまをよろしくお願いします」

と、令嬢の挨拶をして、残念そうに、タマをつれて戻って行った。


私とスーは、手を繋いで、訓練場に向かう。


スザンヌはウキウキだ。

私は、マリアがいないときに、二人きりだと少し後ろめたい。

スザンヌは、特に気にする気配なし。

まあ、彼女達は、姉妹で仲が良いから、遠慮しないのかな。


さて、訓練場について、その一部を借りる。

騎士たちも見ているので、熱々ぶりは少し押さえよう。


スーと、軽く手合わせをすると、結構良い感じで着いてくる。

少しスピードをアップしても難なく防ぎ、空いた場所に撃ち込んでくる。

そして、急に逃げ切れない改心の一撃が私に撃ち込まれた。

しまった、防御用の魔力展開をしてない。

これあたると痛いな。

と、一瞬で転移し、距離をとる。


スーが「ジルさま、転移は反則。

ジルさま以外に転移使える人なんていないから、それじゃあ訓練にならないから禁止です」


「了解。ごめんね。防御結界はってなかったから。今のは痛そうだった。

でも今のは良かったよ。絶対にあたってた」

「今のは、良い具合に未来が見えたんですよ」

と、にっこり。

うーん、笑顔で婚約者を叩き潰すスー、怖いな。


さて、ここからは、防御結界もはり、本格的に撃ちあう。

おそらく5割程度の力を出したところが、スーも反撃が出来る限界点のようだ。

暫く撃ちあって、休憩した。

「どうですか?」

「たまに、剣の軌跡のような線が見えます。

おそらくそれが未来視だと思うのですが、魔力の可視化と合わせると、

かなりの確立で軌跡が予想できます。

防御は、ほぼ完璧ですが、攻撃する隙を見つけるほどの予測はまだできないみたいです。

ただ、使っていればもっと精度が上がりそうです」

「それはすごいな」

「で、ジルさまは、今どの程度の力を出しているのですか?」

「大体半分ぐらいですよ。もっと速い剣速にできますけど、

現状はこのくらいの速度で撃ちあって、力に慣れる必要がありますからね。

徐々に、自分の剣速をあげる訓練が必要ですね」


「ふーん。まだ半分か。それでも少し前に比べれば格段に強くなったでしょ」

「そうですね。能力覚醒前は、せいぜい2割で対決できてから、すごく進歩してますね」

「でも、さっきので魔力が切れたみたい。もう少し出来ると思ってたけど、未来視の性かな。

 少し前の訓練の時に比べると、段違いで魔力が消えちゃう」

「そうですか、じゃあ、魔力操作の練習と、未来視で魔力を減らすを繰り返せば、かなり総魔法量が増えると思いますよ。

今のうちに訓練ですね。

未来視の力をもらったときに、ベースの総魔法量が増えてますから、この先、かなり増えますよ」

「今、私、どのくらいあるのですか?」

「最初の頃が、80ですね。一般の魔法を使える人が100なので、少なめです。

夏の訓練で、200まで増えていました。

そして、先日の女神に会う前が、300。

ラキシス様から加護を貰った後が、1500です。

恐らくベースの基礎総魔法力が、1000ぐらいあるのでしょう。

だから、きちんと訓練すれば、最大10万を超えます。恐らく多少効率が落ちても、5万~8万までは増やせると思います」

「え、そんなに」

「はい、マリアは、今は、大結界魔法を使って魔力を強制的に消耗させているみたいですが、

スーは、未来視で、なるべく未来を見ることをするだけで消耗できるから、

寝る前に必ず魔力操作を訓練して、限界まで未来視をすれば、どんどん総魔法量が増えると思うよ」

「そうか、頑張る」


「では、今日は、未来視の確認だったから、これで終りましょうか」


「ねえ、ジルさま、参考に全力の剣撃を見せてもらえませんか?」


「良いですけど、参考になるのかな」

と言って、訓練場の中央に土魔法で人型の置物を作り、見ていてくださいねと、手を振った。

周りにいた兵士達に、危ないからどいてもらったら、こちら側の見学席に集まってきた。


30mほど離れた地点から魔法なし、身体強化のみでスタート。

「じゃあ、最初は魔法無しでやりますよ」

身体強化のみを発動させ、一瞬で土人形の前に移動する。

すれ違いざまに、上から左下に一撃、そのまま返しで軌跡ずれで左下から右少し上に一撃、

右上から頭の部分を振りきり、左上から、真下に切り抜く、最後に、左側に構えたまま胴を振り切る。

人形は無残に大破。


スーが「ああ、ごめんなさい。ほんとに参考にはなりそうも無いですね。

最初の上から下の後に、振り返りまでは未来視でも見えましたが、それ以外にも攻撃がありましたか?」

「最初の2撃だね。すごいな未来視。実は、上下も入れて、5回撃ち込みました。普通は一発も見えないですよ」


兵士達が、騒いでいる。

見えてなかったらしい。


「では、次は、魔法も使いますね」

まずは、人形もどきを10体作っておいて、先ほどと同じように30mほど離れる。

今度は、私の現在の最強魔法、時間魔法を発動、時間の流れが100倍遅くなる。

空間魔法のレベルが上がったら、最近使えるようになった魔法だ。

まだ、レベルが低いので、使えるのは一瞬。

それでも、1回の攻撃ならば十分。

瞬転で一瞬で人形の前に、そして10体の人形もどきに2回づつ攻撃を行う。

全ての対象の人形もどきは、無残に散る。

魔法を解除。


スーが「未来視でも、いきなり壊れた状態が見えただけ。なにが起きたか解らない」と。

一瞬で、全ての人形もどきが、ばらばらに飛び散ったわけだから。

誰も、その姿を確認することなく、遠方から魔法攻撃があった訳でもない。

兵士から悲鳴が上がっている。 が無視。

今日は、スーの相手をしているだけだし、彼らは関係ないから眼中にない。


一応、時間魔法を説明するが、多用はできないし、時間も短いと告げておく。

相手がこれ以上いたら間に合わない。

未来視も時間、なので、時間魔法とは同系になるので、少し干渉するのかも知れない。


スーが、魔力を完全に使いきったから、休憩したいと、

お茶を飲みに庭園に移動しました。

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