4.31 セーラー服を着た少女達
領地の服屋に注文し、数日で王女たちのセーラー服が出来上がった。
時同じくしてナンシーの新曲も出来上がった。
ついでに私が、それっぽい歌詞を付けてみた。
エレノア、ニーナにセーラー服を着せて、振り付けを教え歌を練習しました。
エレノアと、ニーナは、私のお願いに嫌がりもせず新しい遊びとして付き合ってくれた。
ナンシーは、自分の曲に歌詞が付き踊れるということで、
途中で曲や歌詞を変更しながら完成させた。
踊りには、それほど難しいステップを入れていない。
今回は、可愛らしい感じを重視した。
そして王女たちのセーラー服を持って、王城に。
王女4人を前に、ナンシーがピアノを弾き、エレノア、ニーナが歌って踊る見せた。
それを見て一緒に踊る練習をする王女4人。
シュミット様は、専用の少し簡単な踊りにした。
1日練習したら上手になったので、王様と王妃様方に披露した。
エレノアとニーナは、いなくても良いかと思ったのですが、
王女達が是非にということで2人とも王様の前で踊ることになりました。
出番前は、すごく緊張していた2人でしたが本番に強いタイプらしく、
きちんと踊ってくれました。
さすが、我が妹。
結果、王様は、ご機嫌で評価してくれた。
そして、次の休みの女の子とその母親だけが集まるお茶会に招待されたので、参加する事になった。
エレノア、ニーナの2人もセーラー服で参加する。
王妃様も、2人のことが気に入ってそうです。
ナンシーは、保護者として参加する。
お茶会は、一週間後に開催されます。
その間も、個別で練習をしてもらいました。
マイアー王女が特に気に入ったようで時間があればピアノも練習していました。
特に、歌が気に入ったそうです。
スザンヌもピアノが上手かったが、マイアー王女はまだ5歳なのに、
びっくりするぐらいピアノが上手です。
また、歌も上手くて声がすごく良い。
将来は、かなりすごい音楽家になりそうでした。
6人で歌う時は、センターをマイアー王女とシュミット王女にしました。
私は、男性なので今回のお茶会には参加しません。
連れていくだけです。
完全なアッシー君です。
なので、お茶会の内容は解らない。
お茶会の間、侍女達の開催するお菓子試食会に招待され、そちらにいました。
もちろん、領地で作っていた新しいデザートにお菓子も持参しました。
このお茶会では、領地で作っている縫いぐるみやスリッパも紹介があったそうです。
その中で、6人で練習したダンスも見せたようです。
参加者からのあまりの好評に、2回も披露したそうです。
今後、こういう曲風のダンスも流行りそう。
現代日本風の曲やダンスも受け入れられそうな感じなんだと解ってよかった。
そして、ナンシーは、新しいイメージが出来上がってきたと言ってます。
その後、王都の雑貨屋に、ぬぐるみに、スリッパ、セーラー服の大量の注文が入り、
製造が全く追いつかなくなりました。
その後も、注文が減ることは無く作れば作るほど売れてしまう。
ふと、王都を歩くと、セーラー服を着ている女子を見かけるレベルです。
柄も沢山つくったので、どうやら貴族や、上流商家の普段着として認知されたようだ。
とりあえず、セーラー服については、メルミーナ様の領地に移して、作る様にしました。
メルミーナ様の領地も、我が家の領地と同じように、まずは母子家庭の婦人を中心に、
働き手を集めてもらいました。
そして、領地で開発したミシンを提供し、今までのドレスの作り方とは異なる製法で製造してもらいます。
従来のドレス開発のように、一箇所で全ての工程を終らせるのではなく、
少し場所を別けて一人で全部作れるようにはしていません。
あえて、別けました。
セーラー服を作る場合でも、型を作るところ、型を使った布を切るところ、
そして、ミシンで製法するところも幾つかに分離します。
効率は悪くなりますが、このほうがノウハウが流出せず各工程も品質が維持されやすいです。
次の工程の人が前の工程をチェックしていますし気が抜けることもありません。
弱い立場の人々を、助けはしますが、1人で全てが作れると、
簡単に、他所の領主に引き抜かれてしまう可能性がありそれは困ります。
同じように、メルミーナ様の領地に居る、魔力持ちも探し魔力操作の訓練から教え、
アイテムボックス以外の魔道具作成もできるようにしました。
と言っても、魔法陣の作成で1人が一つの魔道具の付き一枚。
ただし、幾つかの種類の魔道具の魔法陣を頼んでいます。
内容を分散させることで、
どの様な組み合わせで完成するか解らないようにしています。
一人が全ての工程をやるわけではありません。
同じ作業を続けることで、習熟も早くなるし魔法の効果も早く高くなります。
知っていて、全体を統括する人もいます。
それは、限られた信用できる人物だけ。
こうした作り方そのものがノウハウですが、それも含めて全体を把握する人間を減らし、
なるべくノウハウの流出を防ぎ、独自性をもらせることで希少価値を維持する事ができます。
他にも、作物も少しづつ広め、2つの領地で日本食も広めます。
こうして、セーラー服とともに、現代風の製造方法までもが異世界に広まっていきます。
セーラー服を着た女子の歌にダンスも世界への広がりの気配を見せはじめています。




