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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
1部 誕生編
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そんなこんなで1歳です

 私の転生後の名前は、ジルベール・クロスロード。なんと前世の名前は思い出せない。ほんとに記憶喪失状態だ。メリーナ様は暫く前世の事を思い出さないって言ってたけど、前世があるって既に思い出してます。でも言語が日本語ではないらしく、最初は言ってることがわからなかった。


 1歳ごろ、ようやく言葉が理解できるようになってきた。


 最近意識がはっきり時間が徐々に増え、なんとなく周りの状態が解ってきた。現在お乳はとっくに卒業し離乳食である。おっぱいを飲んでるころの記憶は曖昧です。ほとんど覚えてません。

で、この綺麗な若い女性はアメリ。意識のある時にお乳をくれたのはこの女性。他にはいません。


 普段は、このアメリが私の面倒を見てくれている。金髪で緑色の目とても綺麗な人だ。

年は18歳。なので17歳で産んだのか、できた時は16?若い。

巨乳でやさしさ満点の笑顔でいつもにこにこ。私が大好きな人です。


 次に、よく見るのはあばあさまと呼ばれている茶髪で黒い色の目をしている女性。


 そして、朝と夜だけしか会わないがリリアーナと呼ばれる女性。この人が母親らしい。金髪で緑色の目。アメリに良く似ている。見た目は30歳ぐらいにしか見えながどうやら38歳らしい。先日、リリアーナの誕生会があり年が解った。


 さてさて、1歳になる前のイベントです。最初に私が誰の名前を呼ぶか、3人の楽しみであると夕食時に話していた。

期待されるととてもつらい。


 この頃の話で解ったのが、生んでくれたのはアメリだがアメリは立場上は姉であった。アメリの母親がリリアーナで、アメリが私の母親と思っていた。しかし、登録上? 現実と世間的ではどうも違うらしい。

詳しく事は話してくれないので解らないが、どうも内緒らしく本人達も絶対に話をしない。たまたま侍女と思われる人たちの立ち話が聞こえ、アメリが姉だと聞こえただけでそれ以上の事は解らない。

どうも父親も死んでいるみたいだし、なにやら色々な事情がある家庭だと思われる。


 リリアーナと朝と夜しか合わない理由は、彼女は父親の代わりにずっと領地の管理を行っているからだ。父親が亡くなる前からずっとこの領地の管理はリリアーナが行っている。昼間は役所に行き、領主代理として仕事をしている。

私の育児にあまり手がかからなくなってきたので、そろそろアメリも午後から手伝いをする話もしている。


 その2人はとても仲が良い親子だ。夜は、アメリと母は良く手をつないで一緒のベッドで寝ている。私は、隣の小さなベッドで寝ているがたまにアメリと母の間でも寝てる。

が、朝になるといつのまにか小さなベットで1人で寝ている。いつ移動したのか、全く記憶にない。


 どうもたまに夜泣きをするようだが、その時は私の意識が無く覚えてもいない。意識の無い時は、寝ている時かと思ったが普通に赤ちゃんとしての欲求時に大人の意識が薄れるようだ。

大きくなるに従って、徐々に意識のある時間が増えて行くような気がする。


 1歳前ではいはいが出来る。そして先日立てるようになった。しかし、ヨチヨチと、移動ならはいはいのほうが早い。きっと全国赤ちゃんはいはい大会があれば、私が1位だった自信がある。一度、部屋からはいはいで抜け出し遊んでいるのを侍女に見つかり、侍女よりもすばやく部屋に戻ってベットに入り込んだ。侍女から、ジルベール様、あんよが速いですね。と誉められた。

しかし、それ以後はしっかりと安全対策が行われ脱走はできなかった。


 そして1歳の私は気がついた。起きている時、気分が常に楽しい。侍女の人があやしてくれると、前の大人の私なら笑わないだろという何気ない笑顔が楽しくて、笑う。すると、侍女の人は、笑ってくれたわ、と大喜び。すると、私がそれがまた楽しくて、また笑う。

 それをみて、アメリとおばあさまが喜んでくれる。すると、私はそれが嬉しくと、立ち上がって二カーと笑ってみせる。キャッキャト声を出して手を叩く。


そんな感じで、1歳児を楽しんでいた。





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お知らせ
新作 始めました。異世界恋愛?物語です。
女の子みたいな容姿の年下はやっぱりダメですか?。
「転生者はめぐりあう」の作品はアルファポリスの方が進みが早くなってます。
リンクはこちら 転生者はめぐりあう
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