小旅行
おかあさまが、おばあさまを旅行に連れて行きたいと言うので、家族で近くの都市まで行くことになりました。目的地には馬車で数日で着きました。
ここは、おばあさまが育った土地です。おばあさまの思い出の場所をめぐり観光をしました。ここには1週間ほど滞在しました。
私は田舎育ち。そもそも沢山の人に会うのが珍しくすれ違う人すれ違う人全て鑑定眼でチェック。いろいろなスキルを確認しました。たまに、メリーナ様の加護を貰っている人を見かけます。
中を持つ人は沢山の人ごみの中で1人だけでした。貴族の格好をしていますので簡単に声をかけることはできません。
小は、幾つか回った教会の神父様をはじめ、信徒の中でも信仰心の高い人が持っているみたいです。観光周りで、おばあさまが行きたいと言う植物園を幾つか回りバラやハーブを購入。
お茶屋にも幾つか行きましたが、砂糖があまり無いのかケーキやクッキーなどあまり甘くありませんでした。ミツバチもいるのだから蜂蜜はあるようですが高価な物のようです。今後の食生活向上のためには領地内で育てれる砂糖の元となる植物を召喚が必要だなと感じました。
さて、お昼を食べた時にぶつくさと文句を言う20歳前後の若い貴族か商人の身なりの男性を見た。彼が、メリーナ様の加護、中を持っている事を発見した。しかし、少し不思議。唯一持っているスキルが、料理(日本食)だ。
でもまあ、間違い無く転生者。
しかし転生者の割に攻撃系のスキルは無い。魔法力もほとんど無かった。
トシアキに身分を確認させると、男爵位持ちのゴルゴ。王城のコックを目指している男で、現在国内の珍しい料理を求めて食べ歩きしている途中ということが解った。
早速、おかあさまにコックとして雇う交渉をしたいとお願いしこの青年に自分の領地の来ないか誘った。
最近召還した小豆があるのでそれを一粒見せ、日本語で
「私は、日本食用の食材集めることができます。我が家の領地に来日本食を作って欲しい」
と頼みました。
驚いた顔をして「同じ転生者か?」と質問されたので
「そうです、私は元の世界から種を召還できる。ぜひ一緒に食を再現しましょう」とお願いした。
「王城で働くコックを目指していたが、日本食が作れるならそちらの方が良い。ぜひ雇って欲しい」
と言ってくれたので、トシアキに頼んで住所等の連絡先を渡してもらった。
領地に戻った後は、この人を料理長候補として雇ってもらい収穫した食材の調理方法を検討してもらった。
あとは、浮浪者の中に鍛冶職を持っているが怪我をしてふらついている男性。裁縫の高位のスキルがあるが、栄養失調でうずくまっている女性を発見しこちらも連れて帰るように交渉した。
2人は、領地に着いてから回復薬を購入して治療を行った。鍛冶職の人はギャンブルで失敗して借金が払えずに殴られ、戻るところも無かった状態。裁縫が得意な女性は、旦那が借金をしたまま死んで家も取られ、どこへ行くともなくふらふらとしていた。
我が家の領地のは賭け事をする店はないが、この地は賭け事をする店がたくさんある。ギャンブル依存症は我が家の領地ではやろうにもできません。本人も止めると言っているので大丈夫でしょう。
女性の方もギャンブルの店を見たくないと言っていたので領地への移動を快く許諾してくれました。
おばあさまとの旅行は、こうしておばあさまの行きたいところを巡り、
途中で街をぶらぶらし、
最後に何箇所かお墓に行った後領地へと帰宅した。
最後まで、おばあさまの実家によることは無かった。良かったのだろうか?
裁縫が得意な女性が元気になるとかわいいぬいぐるみの顔や全体像を描いて渡し、型を起こしてもらった。そして領地内の未亡人主婦グループに作り方を指導してもらい徐々に生産を開始。
すぐに売れるわけではないが将来を見越した投資である。教会が運営する孤児院でも作れないか検討もお願いした。
鍛冶職の人には、実際に何個かお皿や板ガラスを作ってもらった。するとやはり、そこそこうまい。
さすがに鍛冶職スキルレベル6。板ガラスは簡単な設備で量産ができるます。
強度を増すためにガラスの間に網を挟む方法で板ガラスを作る提案をし試作したら出来た。この世界のガラスは高価なのだ。
寮内の多くの家が全ての窓がガラスではない。場所によっては木の板だ。冬が暖かいとはいえ、ガラス張りの温室は非常に高価で日本食の食材を育てるには必須だった。
この領地には材料はたくさんあるので職人がいれば作れるのだ。
そこで工場の様に沢山の人が働ける職場を用意してもらうようにお願いしました。
しかしガラスを作る職場は多くても5人程度しか見たことがないらしい。また人数が多いと育てられないから数名規模からやらせて欲しいといわれました。
できる方法でよいので作ってもらうことにしました。
寮内でいろいろな工房を立ち上げ、家を建てようとしているので、職人による手作りではあるけれど購入するより確実の安い。
連れてきた鍛冶職の人をベースに人を増やしながらたんなる板ガラスの生産をお願いし引き続きガラス工房で働く人を探してもらった。




