執事登場
4歳後ごろに使用人が1人増えました。
我が家には侍女は数名いましたが執事がいなかった。
おじいさまが亡くなったときに執事長が引退し、そのまま空席だったそうです。
男児の面倒を見るのにそろそろ男手が必要だとアメリの男性不信の問題もありましたが、ついに執事を雇うことになったそうです。
年は、30歳ぐらい。
お母様から執事の紹介があった。
執事は「トシアキ・レオナルドと言います。
子爵家の次男です。
これからはトシアキと気楽に及びください。
お坊ちゃまと」と丁寧にあいさつをされた。
名前がトシアキって日本語名じゃん、転移者か?でも
転移者は平民だと言っていたか違うか。
どうしよう。
質問するまずいよな。
聞くのは危険な気がして元の世界の事は黙っていることにした。
そして一言「トシアキさん、よろしくお願いします」
「いえ、私は、お坊ちゃまの部下。トシアキと呼び捨てにして下さい」
「えっとじゃあトシアキ、お坊ちゃまは嫌いだから、ジルベールの名前を呼んで」と頼むと、
「わかりました。ジルベール様」と。
ずいぶんと年上から様づけで呼ばれ、こっちが呼び捨ては違和感があったが
何度かのやり取りをしたが結果、私はトシアキあちらはジルベール様と呼び合うことが決まってしまった。
やはり、アメリはトシアキの事が苦手なような。
てきるかぎり、近づかないように注意するようだ。