そんなこんなで4歳です
4歳の頃になると、10日に1回ほどのペースで種を召還することができた。
紙から種になるとこめる魔力は桁違いに多くなってきた。
私は、おかあさまから、小さい畑を貰い受けたので、庭師のジジに協力してもらい、種子を植えてもらった。
数ヵ月後に収穫できることを期待して、毎日水魔法と、土魔法を使って、水をまき、雑草を抜いて世話をした。
水魔法、土魔法、空間魔法は、使えばどんどんレベルが上がるようだ。
この頃は本当におばあさまとすごす時間が長かった。
おばあさまが育てるバラを一緒に手入れしたり、庭でお茶をのんびりと飲んでいる周りで駆け回っていた。
大人の自分の意識はあるが子供として自分もいるようで、子供っぽい何気ない遊びを楽しんだ。
領主館の近くに領地を治めるための役場があり、そこで働くライラと言う貴族の長男ジャックが良く遊びに来てくれる。
ジャックは10歳。
親公認の友達だ。
私の金眼は他人に見せてはいけないらしく、魔道具で防御しているものの、あまり他の人との交流をしないようにしている。
私は、あまり領主館から出てはいけないといわれていたので、近所の子供と遊ぶことも無く、
ジャックが来てくれるのを楽しみにしていた。
ジャックは父親の事を尊敬している。
自分の父親はエリートなのだと教えてくれた。
王宮で働いていた偉い人で、ここには修行に来ているだけで、もうすぐ王都に戻ると出世するんだと教えてくれた。
ジャックは13歳になると王都の学校に行くようになる。
準備もあるので12歳ぐらいで父親と別れ王都に戻る。
それまであと1年ちょっとはこちらにいる。
とりあえずジャックと遊ぶのは面白かった。
年の差はあるがそれが良かったのかちょうど運動能力もほぼ一緒だったので、特に不満なくジャックと遊べた。
ジャックもジルベールは4歳とは思えないなと言いながら、別に問題なく遊べるので、一緒にかけっこをしたり石投げ競争をしたり、この辺の子供達がやる遊びをやっていた。
3歳、4歳の頃はこうしてのんびりと、おばあ様との時を大事に過ごしそしてたまにジャックと遊んでいた。
異世界豆情報
5、6、7、8、9が小学校
5歳は任意。
10、11、12歳が中学
13、14、15歳が高校で貴族は全員王都に集合する。
そのあと16、17、18で騎士戦術大学。
または魔法大学に行く人もいる。