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企み

「フン!‥やはりウッズは強いな‥早馬は出したんだな?」


「勿論ですボス!フォード家以外は雑魚ばかりでしたよ!」



畜生道を突き進む元開拓民たちは次の手を既に考えていた。伊達に修羅場を潜って来ているだけある。

移住者側にとっては最悪の事態だ。


「ハジキの腕がなる男がいれば問題無い。奴が来るまでは移住者共と膠着状態になれば良い。お前たちも楽しんで来い!!」



グレゴリーは銃火器を用いて移住者たちを恐怖に陥れた後に殺し屋を雇ってウッズを暗殺しようとしていた。





ボロボロになったフォード家にて‥


「ジョン!俺たちは土地を捨てる。もう懲り懲りだ!!」


「ワシらもそうするよ‥」


「こんな場所では子供を育てられない‥」


集まった移住者たちは皆弱気になっていた。

離脱を考える者も複数いる。


「皆待ってくれ!俺たちで協力しよう!」


「アンタの家は良いよな!ウッズもいるしな!」


「それは違うぞ‥」


沈黙していたウッズが会話に加わった。


「機関銃手に肉薄して倒したのはジョンだ。それに機関銃は近距離だと地面を狙いにくい。俺たちでも勝てる‥」


「軽々しく言うなよ!普段俺たちは鍬や斧を握っているんだ!家族の安全も大事だ。アンタみたいに早撃ちできる訳じゃない!」





「‥悪に屈する親を見て、子供は育つのか?‥」


数秒の沈黙後にウッズが絞り出した答えだ。



「なっ!‥それは‥」


「俺もウッズの言う通りだと思う」


ジョンが加勢する。


「そうよ!また皆さんでこの土地を守るのよ!」


「おじちゃんと暮らす〜!」


マリーとエリーも賛同してくれる。


「今勇気を出さなければこれまでの苦労が水の泡だぞ?良いのかみんな!?」


「ジョン、考えさせてくれ」


「あぁ‥」



後日また対策を練る方向で話は終わった。

皆が帰った後にウッズは口を開いた。


「ありがとう‥人に意見を肯定して貰えたのは久しぶりだった‥」


「本心だからな!構うもんか」


「私も娘も何か返せたらなと思っていたんです‥」


「おじちゃんはどこにも行かない?」


「あぁ‥最後まで戦うさ」


風穴だらけの夜でも何故か暖かかった。

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