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第九十三話
先生が出ていったあと、穹と話す。
「穹、ごめんな。心配かけて。」
「心配なんてしてないし…ってのはさすがに無理あるか。だって、準備してたら急に倒れて、それから1日も起きなかったもん。もう目覚めないかと思ったし…」
「ほんとにごめんな。けど、どうしよっかな…こいつを外に出すわけには行かないし…まあ、4時間は絶対に穹と一緒にいるから…」
「約束だよ?」
「じゃあ穹こっから学校あるんでしょ?行ってきなよ。」
「うん、またね。」
穹がいなくなったあと、医者が出てくる。
「愛されてるね、君も。」
「ほんとに嬉しいことにですね。」
「で、そんな君に相談なんだけど、方法がない訳でもないないんだ。」
「詳細としては?」
「まあ、いま毎日20時間以上寝なきゃ行けないところを、2週間に1度程度で済む。まあ、2週間に1回急に眠くなって意識が落ちるみたいな感じかな?」
俺としては損はなさそうかな。