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第八十七話
「あのさ、あいつ、一番強いやつに乗り移るのかな?」
「まあ、普通に考えてそうじゃない?乗り移るのにスペック割いてるってことは簡単では無いだろうから。そんなすぐ乗り移ったりはしたくないんじゃないかな?」
だとしたら、行けるな。
「見つけたらとりあえず近付かないで俺に報告してくんない?」
「了解。」
3人で探せば早いもので会話の30分後くらいには発見された。
一旦全員を後ろにさがらせて、俺はまっすぐ歩いていく。
さあ、ここからは意地のぶつかり合いだ。
相手はAIだけど。