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ディープシティ  作者: 唯月逆音
5章
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第八十六話

「で、見分け方とかあんの?乗っ取られてるやつの。」


『それはね、狐のしっぽが生えてるらしい』


なんで狐なんだよ…


いや、見分けやすい分には嬉しいんだけどさ…


「了解。ありがとねー。」


3人での相談に戻る。


「っていうわけなんだけどさ、作戦がない訳でもないんだなこれが。というか勝てるとしたらこれしかないって感じなんだけどさ。」


「向こうは転々としてて、実体がないってのが厄介だよな。」


「まあ、それも含めての作戦があるんだろう。」


「というわけで探しに行こうか。」

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