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第八十四話
「ちょっと聞いてくる、本人に。」
「OK。俺もついてくよ。もし本当だったら何するとも分からんし。」
急いで冬雪の元へと向かう。
「ねえ、この時間何してた?」
「ものすごいアリバイ聞いてる気しかしない…」
まあ事実そうなわけだし?
「その時か…あっ!多分私その時の意識なんでかなかったんだよね…」
周りの人の証言によると部屋から急に出てきて、マップの端っこまで行っていたらしい。
声をかけたが、無視された、受け答えや喋り方がおかしかったというのが主な証言だ。
他の人に聞かれないように外に出る。
「だとしたら…乗っ取られてたってことなのかな?まあ黒羽を乗っ取ってない当たり制限とかはあるんだろうけど。」
「かな…とするとやっぱりことの黒幕は居そうだよね。」
はー。
また探索かあ。
さらに今回はかなり警戒しての探索が必要だ。
「不安だし3人で探索するか。」