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ディープシティ  作者: 唯月逆音
5章
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第八十四話

「ちょっと聞いてくる、本人に。」


「OK。俺もついてくよ。もし本当だったら何するとも分からんし。」


急いで冬雪の元へと向かう。


「ねえ、この時間何してた?」


「ものすごいアリバイ聞いてる気しかしない…」


まあ事実そうなわけだし?


「その時か…あっ!多分私その時の意識なんでかなかったんだよね…」


周りの人の証言によると部屋から急に出てきて、マップの端っこまで行っていたらしい。


声をかけたが、無視された、受け答えや喋り方がおかしかったというのが主な証言だ。


他の人に聞かれないように外に出る。


「だとしたら…乗っ取られてたってことなのかな?まあ黒羽を乗っ取ってない当たり制限とかはあるんだろうけど。」


「かな…とするとやっぱりことの黒幕は居そうだよね。」


はー。

また探索かあ。


さらに今回はかなり警戒しての探索が必要だ。


「不安だし3人で探索するか。」

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