第五十九話
メンテナス後、ゲームにログインすれば、あたりは浜辺だった。
うん、そうだよな。
いい感じに部屋からとか無理だよな。
ビリかもしんないな、着くの。と思っていたら、
1体のモンスターとエンカウントする。
ムール貝っぽいかも。強くはなさそう?
まあ冗談はさておき、パーティーの部屋へと向かう。
マップが言うにはこれっぽいな。
うん、なんというか、予想を裏切られたな。
目の前に広がっているのはこの前と何ら変わりない建物。
中に入れば俺以外の全員がいた。
「遅いじゃん、さぎりん。」
「佐切さんあんまり動くの速くないですから…」
うん、なんかそれはそれで複雑。
「にしても全然変わってないね家。これさすがにステージ変わったら変わんのかな。」
「だと信じたいねー。」
このステージの特徴としてはほとんどが草原や森で、俺がいたあの場所だけ海があるとの事。
うん、俺の運ってなんだろうか。
いいのか悪いのかわからん。
まあ要するにかなりスタンダードなステージってことだけは確かだ。
「ほかのパーティーもここから始めてるらしいよ。さっき会った。」
俺らが今いるのは街のわりと真ん中の方だ。
穹の話によるとここの周りのところは他のパーティーの家だとか。
まあ一旦外に出てみて様子見るか。