第四十話
『コインが10枚追加されました。』
「ってボスではだいたい何枚くらい追加されんの?」
「基本1枚だよ…どう考えても倒すようじゃないキャラ黒羽が倒しちゃうから…」
「これでもう今日は拠点にこもってたら満足どころかですよ?」
そうなの最後の救いとばかりに冬雪の方を振り向く。
しかし帰ってきたのは同じような言葉だった。
「運営がこのコインが10枚を設定してただけ奇跡ですよ。」
「ま、まあそれはさておきこの部屋探索してみようよ。」
探索すること数分、穹が宝箱を見つける。
それを開けてみるとスキルが得られるものが4個分。
各々が便利なスキルを選ぶ。
さあ、いいスキルあるかなーとみていればいいスキルが見つかる。
『花の園:一日五度のみ使用可。自分のHPのうち半分を使用することで発動。10分間特殊状態にならない』
毒とか眠り、麻痺は俺もかなり危ないしありがたいな。
ほか欲しいやつもないしこれだけにしとこ。
そして選択を終了すると指輪が手の中にあることに気づく。
1個しかスキル選ばなかったから追加でアイテムをくれたようだ。
『進化の環:テイムモンスターに装着させることが可能。』
説明短っ!
とりあえず試しにつけてみるか。
するとフロスの体が光に包まれた