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第二十五話
落ち着いて整理しよう。
さっき穹の詠唱を見た感じ多分単語の羅列だ。
それと今までの感じから多分英語の花だろう。
と考えていれば
アタッカーと、遭遇する。
こいつは強い。
英子や春千がすぐ落とされたのもわかる。
相手は俺がすぐ落ちないのに驚きつつ、楽しんでいるようだ。
考えろ!
そうだ、イニシャルで技名を作るというのはどうだろう。
だが技名が分からない。
花に関するものの中で意味があるもの…
花言葉、しかないだろう!
もし、花言葉と同じ効果を得られるとしたら。
俺は詠唱が見つからないことで悩んでいた。
しかしそれはデメリットでありメリットでもあだたのではないか?
詠唱を自由に作れる。
それは魔法を自由に作れるのと同義だ。
だが相手も相当に強い、もう時間はない。