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第二十四話
自分を落とした相手を確実に落とす。
ある種の呪いみたいなもんだろう。
「詠唱頑張って思いついてね。じゃないとこのまま負けるよ。」
相手アタッカーはめちゃくちゃ強いようであれよあれよという間に英子は落とされる。
「まあ、彼はトップアタッカーですからね…。」
と春千の一言。
先に言ってよ。
その春千もいまアタッカーに狙われているという。
そして落とされる前一瞬。
「置き土産です。受け取ってくださいね。」
という春千の声とともに俺の側に銃弾が飛んでくる。
『自動照準』か!
俺はその銃弾を壁に伝わらせる。
春千もなかなか強いな。
そりゃ当たり前だけど。
にしてもほんとにどうしよう…