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夢の中で歩いた
昨夜おれは
夢の中で
おまえと出逢った
おれとおまえは
夢の中で
2人きりで
手が痛くなるほど
固くつないで
街を歩いていた
空h曇っていて
今にも雨が
降りそうだったが
おれたちは
傘も持たずに
歩いていた
おれは昨夜
家に着いた後
そのままパジャマに着替えて
床についた
おまえが恋しくて
何も考えることが
出来なかったからだ
そうしたら
おまえが夢の中に
現れて
おれの顔を
覗き込むように
見つめていた
おれたちは
そのまま手を
取り合って
街中へと
歩きに行った
おれがおまえに
現実の中で
やれることは
限られている
だからおれは
夢の中で
おまえと出逢って
一緒にいられることで
少しだけ
気持ちがラクになった
おれが塞ぎ込んでいても
おまえがおれに
ついてきて
くれるのなら
おれはラクになる
おれは二兎でも三兎でも
追ってやる
みんながおれを
追い求めていればの
話だが




