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人並みの生活
まともで人並みの
生活をする為に
サラリーマンに
なるよりも
おれは自分の
好きなことを
するために
時給数百円の
喫茶店で
働いていたい
おれは別に
おカネが欲しくて
詩を書いてきた
訳じゃない
ただ単に好きだから
書いてきたんだ
好きなことをしながら
生活をするのが
おれには向いている
おれが以前
郵便局で
アルバイトを
していた頃に
おれの顔を見る度に
早く就職した方がいいよと
耳にタコが出来るぐらいに
口やかましく
言ってくる奴がいた
おれは苦笑いをして
言うだけ言わせて
後は無視していたが
おれがもしも
人並みに
就職したいと
少しでも
そう思っていたら
もうとっくに
サラリーマンにでも
なっていた
でもおれは
サラリーマンには
絶対になりたくなかった
おれは好きなことを
する為に
時給数百円の職場で
働いているんだ
おれが郵便局に
勤めていた時も
好きなことを
続けたかったから
やりたくもない
郵便配達の
仕事を
続けていた訳だ
何をやろうと
おれの勝手だ
人からとやかく言われる
筋合いはない
妥協してまで
人並みの生活なんか
したくない
おれは自分の好きなことを
続けていきたかった
好きなことは好きだし
嫌いなことは嫌い
ただそれだけだ




