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ブランク

 頭の中が

 真っ白で

 何も考えられない

 何も想い浮かばない

 

 そんなとき 

 昔おれが書いた

 詩集を読んだ

 知り合いの

 ジイさんが

 おれに面と向かって

 言い放った

 言葉を思い出す


 そのジイさんは

 こう言った

 「あんなモノが

 詩なモンか 

 あんなモノを書く奴は

 通り魔や

 ハイジャックの

 犯人と同じだ!

 おまえは異常だ!

 狂っている!」


 おれはその言葉を聞いて

 思わず苦笑いをした

 だけど内心

 このジイさんとは

 話が合わないな、と思って

 それ以来

 そのジイさんとは

 関わり合いを

 持たないことにした

 

 おまえは異常だ 

 狂っている、か

 

 そのジイさんが 

 言った通り

 おれが狂っていたとしても

 それが何なんだろう

 

 おれが涙を流しながら

 ハイ、そうですね

 私は狂っていましたと

 言いながら

 土下座をして

 謝ればよかったのかな?

 

 それともあのジイさんが

 心底感動するほどの

 モノでも書けば

 それでご満悦だったのかい?


 おれのことを

 異常だの

 狂っているだのと

 言いたければ

 好きなだけ言いやがれ

 そんなことを

 いちいち気にしても

 いられない


 だからおれは

 道化を演じることにした

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