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良いモノと悪いモノ
良いモノと
悪いモノ
あるいは
本物と偽物
その区別がついて
初めて人は
利口になる
良いことと
悪いこと
本物か偽物か
その区別がついて
初めて人は
利口になる
そうでなければ
いくらそいつが
おれは利口だ
大物だ
エリートだと
デカい声で
騒いでも
そいつはただの
奴隷であって
利口でもなければ
何でも無い
やるべきことと
やらなくてもいいことと
その区別が
つくようになって
初めて人は
利口になる
どんなに
頭がいいとか
おれは利口だ
エリートだと
まくし立てても
本物と偽物の
区別もつかないようでは
本当に
頭が良いのか
怪しいモンだ
善悪の
区別がついて
その人は
初めて
利口になれる
本物と偽物の
区別が
出来ない奴は
全然利口ではなく
ただの奴隷に過ぎない
利口に
なりたくなければ
死ぬまでガンコに
おれが、おれがと
言い張って
ずっと奴隷で
いるといい
悪いけど
おれは奴隷には
なりたくない
おれは自由でいたい
奴隷は所詮
自由にはなれない
死ぬまで一生
鎖に繋がれた
生活を送ることになる
おれは
奴隷には
なりたくない
女の奴隷に
なったほうが
まだマシだ




