モノを書く作業
モノを書く作業は
書くことを
生業にしているか
あるいは
趣味や道楽で
書いている連中には
分かるかも
しれないが
作業そのものは
とっても地味で
根気がいる
それなのに
世界中には
おれ含めて
何千何万と
書きたがる連中がいる
その事実が
おれには
にわかに
信じがたいことだ
いくら
ペンを片手に
原稿用紙の上で
派手なことや
気取ったことを
書いたとしても
それがいったい
何の役に立つのか
おれには分からない
何でそんなに
ヘタな文章や
詩を書きたがるのか
普段から
読書とは
無縁の連中までもが
次から次っへと
書いて、書いて
書きまくっている
ロクないような
連中が
ロクでもないことを
書いて、書いて、書いて
書きまくっている
そんな奴に限って
考えていることは
みんな一緒だ
「汗水垂らして
働きたくなんかねえ
もっとラクをして
生活したい
夢は書籍化だ!
ベストセラーだ!
印税だけで
食っていくんだ!」
まったく
大層な夢だが
そんなに働くのが嫌で
ラクをして
作家だの詩人だのに
なりたければ
そんな肩書は
おれがおまえに
くれてやる
詩人も作家も
いわば水商売で
体を売って生活をしている
売春婦と
なんら変わらない
それで成功しても
偉くもなければ
何でもない
おれはそれでも
成功したいし
有名にもなりたいし
お金持ちにもなりたい
だからこうやって
毎日のように
スマホと
キーボードの前で
モノを書き続けて
いる訳だ
詩人がどうした
作家がどうした
そんなモノは
大したことはない
全然大したことはない
それでもおれは
書き続けるけどね
おれはただ
書きたいという
欲求を満たしたいという
ただそれだけの理由で
モノを書いているだけだ
それ以上のことは
何にもない




