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産みの苦しみ

 おれは男だから

 当然の

 ことながら

 おれの体内から 

 子供は

 産まれては 

 こない

 

 おれは女では

 ないから

 産みの苦しみは

 残念ながら

 体験はしたくても

 体験できない

 

 その代わりに

 おれには

 書くことが

 できる

 おれの手によって

 生み出された 

 作品は 

 たとえ出来が

 悪くても

 おれにとってみれば

 どれも愛しい我が子

 同然なんだ

 

 だからおれは

 今までに

 書いてきた

 作品を

 どれも大事にしている

 よほどのことが

 無い限り

 おれは絶対に

 自分の作品を 

 創作することを

 止めようとは

 思わない


 なぜならば

 もしもおれが

 今すぐにでも

 書くことを

 止めたりしたら

 過去の自分も

 現在の自分も

 すべて

 否定して

 しまうことに

 なるからだ


 おれは過去にも

 現在にも

 自分に対して

 否定的では

 あったかも

 しれないが

 実際に

 ムリをしてまで

 本来の 

 能力以上の

 自分の

 姿を

 他人の前で

 見せようと

 したことは

 一度たりとも

 無かった


 結局そんな姿勢が

 すべてを

 良い方向へと

 進ませる 

 結果になった

 たとえ

 どんなことが 

 あろうとも

 自分を

 必要以上に

 よく見せようと

 いう姿勢は

 絶対に

 良くない

 

 それは

 自分に対しても

 他人様に

 対しても

 欺くことに

 なるからだ


 おれは

 ウソは嫌いだし

 ウソつきも嫌いだ

 おれは

 自分に対しても

 他人の前でも

 常に

 正直で

 ありたかった


 これからも

 おれはこのままで

 常に正直で 

 ありたい

 そうすれば

 結局は

 決定的な

 間違いを

 犯すこと無く

 いられるからだ


 産みの

 苦しみは

 おれには

 味わえないが

 その代わりに

 おれは

 自分の作品を

 産み出すことが 

 できる

 

 おれは書くことでしか

 自分のことを

 表現

 できない 


 

  


 

 

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