まえがき
Q:一番好きな動物は?
A:訊かれても困りますが、今の最愛は我が愛猫娘なので、一応猫? けれど、犬も大好きですよ。というか、飼うか飼わないかを別にしたら、毛皮&羽毛動物はほぼ全般大丈夫です。過去にナンパした動物は、犬猫は当然として、ヤギ・ロバ・カピバラ・リスザル……他に何がいたかな? はっきりしている最大動物は、放牧中の馬ですかね。爬虫類だったら、シマヘビとかカナヘビとかは身近ですよね。ヤモリさんはよく部屋まで遊びに来るし、それから───
Q:ああ、その辺りで大丈夫です。では、一番好きな植物は?
A:植物……。草花だったら白詰草、木の花だったら金木犀。花の有る無しを問わなければ、楠は大好きです。街路樹はメタセコイアかポプラなんか好きですよ。銀杏や欅も捨てがたいですが。観葉植物だったら、アジアンタムとかストレチアかオーガスタかな? カジュマルは実際に見て感動しましたが、他に生で見てみたいのはマングローブとバオバブと───
などと、まあ、動植物の話を始めたら止まらない私である。
先行しているのは動物好きで、単なる動物好きも数十年継続していると、家庭内及び友人関係内において、動物絡みのクイズ番組の解答権を剥奪される。クイズに答えるだけならまだしも、解説まで始めてしまうからだ。
私の植物好きは、動物好きの延長線上にあると言ってもいい。自然環境と動物の生態は、切っても切れない関係だからである。
そんな私が、スタートしたら終わりが見えないエンドレス・ゲームのような園芸にどっぷり嵌ってどうなったか?
このノンフィクション・エッセイは、そんなお話。