表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

魔の時間

 俺は授業に戻ったあと、先生に鞄がなくなったことを告げることにした。


「先生、ゴーグルを探しにいったんですけど、

 なんか知らないけど俺の鞄がなくなってしまっていまして、、、、、」


 先生は一瞬困った顔をしたが、しばらく考えてから俺に告げた。


「わかった。じゃあお前の鞄はいま手が空いている担任の藤沢先生に探してもらっておく。授業では貸し出し用のゴーグルを使いなさい」



 俺は先生の指示に従った。


 ’……………………






 授業がおわり、藤沢先生から連絡があった。

 どうやら俺の鞄が見つかったらしい。

 まったく、もう少しで次の授業が受けられなくなるところだったじゃないか!

 あの鞄の中には今日一日分の教科書とノートが全て入っているんだぞ!


 おまけに筆記用具もだ。


 コンコン


 俺はノックをして担任のデスクがある職員室に入った。


「やあ、田中くん、よくきたね。まあ、立ち話もなんだから奥の応接室を使おうか?」


 部屋に入るなりすぐに藤沢が話しかけてきた。

 しかしどうして応接室を使うのだろうか?荷物だけ渡してくれればいいのに、、、



 俺は職員室奥の応接室に通された。


「さて、まずは確認だけど、、、これは君の鞄で間違いないかい?」


 黒い鞄が机の上に乗せられた。

 黒い鞄を開けると田中雅樹と書かれた教科書やノートが次々とでてくる。


 間違いなく、俺の鞄だった。


「間違いありません。俺の鞄です」


 俺がこたえると藤沢はイヤな笑顔を浮かべて話し始めた。


「はっはっは!本当にコレは君の鞄なのかい?

 それじゃあ聞かせてもらおうか?君はコレが何処から出てきたと思う?」


「そんなこと分かるわけ、、ないじゃないですか!」


「本当にわからないのかい?」


「・・・・・・」


「そうかい、そうかい。それじゃあ教えてあげよう。コレは電車の中から出てきたんだ」


「えっ?」


「親切な人がいたもんだ。わざわざ鞄の中にあった学生証からココを突き止めて持ってきてくれたんだから」


「、、、」


「おや?不思議そうな顔をしているね。あぁ、誰が電車から鞄を届けてくれたか知りたいかい?」


「、、、」


「ん?聞きたいのはそれじゃないって?」


「、、、先生、俺は鞄を学校に持ってきたはずです。電車にあるはずがない!」


「本当にそうかい?本当にがっこうに鞄を持ってきたのかい?よく思い出してごらん」


「確かに鞄は、、、、アレ?」


「思い出したかい?鞄が学校にあったことの方が不自然なんだよ」


「俺は、、、鞄を電車に置き忘れていた、、?」


「そう。そういうことだ」


「それじゃあなんで!どうやって僕は1限のプールの授業に出たんですか?」


「確かに、鞄に水着を入れていたら1限は受けられなかったはずだね。それじゃあこちらも質問させてもらうけど、、、どうして今、君は制服を着ているんだい?」


 雅樹は制服を着ていた。

 制服を着て職員室に入ってきていた。

 鞄と共に消えたはずの制服を雅樹は着ていた。


 雅樹は頭が真っ白になった。


「藤沢先生、、、何が起こっているんですか」

 雅樹は声を震えさせて聞いた。


「知りたいか?、、、、ありえないことが、現実に起こっている理由、、、そんなこと1つしかありえないじゃないか。これは魔法だよ」


「ふざけないでください!そんなことあるわけないじゃないか!」


「これを見てもそんなことが言えるのかい?こい、アルス」


 藤沢先生の声を合図に先生の肩の上に奇妙な生物が現れた。


 赤い目に長い爪、ネズミの顔をモグラと合成したかのような、この世の者とは思えない姿をした生き物がそこにはいた。


「こいつは使い魔のアルス。どうだい?これを見ても信じられないかい?」


「、、、、、、」


「、、、こ、これは現実ですよね」


「ああ、現実だ。夢じゃない。どうだい?信じられるか」


 俺は頬をおもいっきり引っ張ってみた。

 イタイ

 間違いなく現実の痛みだった。






「先生。信じるしかないじゃないですか。だって現実ですから、本当のことですから」









「雅樹くん、、、ようこそ。君には魔法の才能がある。君は今日から魔法使いの仲間入りだ」



解説)

寝てたら変な夢を見たんで、軽くミステリー?にしちゃいました。


今回の話をまとめると、不可解な点から主人公が魔法使いだと担任の先生が当てるというものでした。


理論的に説明不可能なことが現実に起こったならば、それは魔法を使ったことに他ならないのではないでしょうか?


ここからはミステリーとして違和感探しをして下さった方への解説をします。


今回見つけるべき違和感は2つ。

1つはカバンを置き忘れたのに水着に着替えられていること


2つ目は職員室に水着で入っていったことです。

2つ目の違和感を1つ目の陰に隠したような作品にできたのではないでしょうか?

……………


電車に置き忘れた鞄を更衣室に運んだこと、、、魔法を使った?


鞄と共に消えた制服を着ていること、、、魔法を使った?


(本物の鞄の動き)置き忘れられた。何故か主人公の下に移動し、再び電車の中へ。 その後学校に届けられた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ