表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

悠斗side 3

『悠斗 帰りどっか行く?』


幼馴染の大輝が聞いてくる。 早く美桜ちゃんのところ行きたいんだけど・・。 


どーすっかなぁ? 参ったなぁ。


『なぁ、悠斗 何かあるの? ノリ悪いじゃん』


大輝がグイグイ攻めてくる。ヤバイなぁ。


まぁ、仕方ない。正直に言うか。


『あっ、悪いな。今日、用事ができたんだぁ』


軽く流す俺。


『あぁ? 用事って何? 何があるの?』


大輝、しつこいなぁ・・察してくれよ。


俺が女は面倒だって思ってるの知ってるし、バレたら こえーな。



『美桜ちゃんと冬まつり行くだけだよ』


サラッと流したいが、そうも行かないだろうなぁ。面倒臭いなぁ。


『何? 女? ってか美桜って誰?』


おいおい、呼び捨てにすんなよ!!


俺だってまだ呼んでねーんだから。不貞腐れ気味な俺。


『俺行くわ 待たせるの嫌だし』


逃げるようにこの場を去ろうとした時、ポケットに入れておいたスマホが震えた。


美桜ちゃんからで、音楽室に連れて行かれてピアノ数曲弾くから遅れちゃう。と連絡あり。


美桜ちゃん、ピアノ上手いからなぁ。音楽教師より抜群に上手いから仕方なねーな。 


その間にコイツを何とかしないと。



『なぁ、美桜って誰? 俺も行く』


嫌なことを言い出した大輝。


『はぁ・・無理 また今度な』


『じゃあ、見るだけ それじゃ~行こう』


美桜ちゃんに逢う気満々な大輝。 やべぇ。コイツ俺も良い? とか言いかねない。


『残念だったな大輝。美桜ちゃんから、少し遅れるって連絡あったんだ。だからまた今度な!』


と言った俺に 大輝が


『じゃあ、一緒に待っててやるよ』


あり得ない返事をする大輝。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ